映画「秒速5センチメートル」ですが一部でひどいとの声が上がっているようです。
今回はそんな声の理由を調査しました。
秒速5センチメートルとは
『秒速5センチメートル』は中学時代の遠距離恋愛を永久に引きずって会わないまま相手を脳内でドンドン理想化してしまいどこにも行けなくなった男が最終的に彼女を諦めることで初恋の呪いから解放されようやく前を向いて進めるようになるハッピーエンドの物語だから
— タカノンノ (@takanonnotakano) October 24, 2022
秒速5センチメートルとは、新海誠監督による2007年のアニメーション映画であり、配給はコミックスウェーブです。
「雲のむこう、約束の場所」に続く新海誠監督の3作目の劇場公開作品であり、キャッチコピーは「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」となっています。
題意は、「桜の花びらが舞い落ちる速度」であり、新海誠監督が監督・原作・脚本・絵コンテ、および演出までを手がけた劇場作品で、惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を「桜花抄」、「コスモナウト」、ならびに「秒速5センチメートル」という短編3話の連作構成で描かれています。
秒速5センチメートルがひどいとの口コミ1:ツッコミどころが満載?
秒速5センチメートル観て来たけど、なかなかとっ散らかってるというか、ツッコミどころ多めの映画やった
男の女々しさ、女の強さ•弱さ、その辺が気持ち悪いって意見もよく分かるし、逆に言えばリアルに描かれてて面白かったよ
自分が似た経験してるか否かでもだいぶ感想変わりそう— あおくろ🇪🇪 (@Neroblu733) October 10, 2022
新海誠監督の恋愛アニメである秒速5センチメートルですが、ネット上では「ツッコミどころが満載」と酷評が相次いでいます。
ツッコミどころが満載と言われているシーンは以下の通りです。
①大雪のときに畑の納屋に泊まった
中学生になった二人は離れ離れになり、文通で恋を育み、ある日、貴樹が明里に会いに東京から栃木まで会いに行きます。
ところが当日はあいにくの大雪で電車が止まったりしたことで二人はなかなか会うことができず、やっと会えたころには時間も遅くなってしまうのですが、二人が宿泊先に選んだのは畑の先の納屋なのです。
これには、なぜよりによって納屋なのか、寒く凍え死んでしまう可能性もあるのになぜタクシーでどこかに行かないのだろうか、というコメントが相次ぎました。
②明里の趣味はサーフィンであり、半年ぶりなのにも関わらず大波に乗れていた
明里は「半年ぶりにサーフボードの上に立てた」と話しながら、涼しい顔をして大波に乗ってみせます。
③貴樹はサラリーマンになっても明里を思ってメソメソしている
貴樹は大人になっても小学生のときに好きだった明里を思ってメソメソしており、貴樹は元カノに「私たちは1000回ぐらいメールをやり取りしたのに1センチぐらいしか近づけませんでした」と言われます。
これには、「新海誠監督は数字を使い過ぎ」との声も寄せられました。
このように、秒速5センチメートルを観た人からは酷評が相次いでおり、多くの人が「ツッコミどころが多すぎる」と感じ、「歴史的失敗作」という評価となってしまったのでした。
秒速5センチメートルがひどいとの口コミ2:鬱映画?
中学生の頃まとめブログで秒速5センチメートルというアニメが鬱でヤバイみたいな話を散々目にして気にはなってたけど結局そこから一度もシンカイのアニメを見たことがなかった
— Demersio that has walked out from pain (@BA_Metechi) October 28, 2022
酷評が相次いでいる秒速5センチメートルは、「鬱映画」という口コミも多く寄せられています。
実際に「秒速5センチメートル」と検索すると「鬱」と表示されることから、多くの人が「鬱映画」と感じていることが分かります。
秒速5センチメートルが鬱映画と言われている理由は、貴樹が明里を一途に思い続ける気持ちが原因であり、「観た人の捉え方によっては鬱になる」と言われているのです。
貴樹と明里は親の仕事の都合でそれぞれが栃木、鹿児島に引っ越すことになり、遠距離恋愛となってしまいます。
そして、貴樹は13歳の明里への想いを自らの心に刻み、本作のラストまで引きずり続ける一方で、明里は文通が途絶えたことで貴樹への想いを断ち切ったのです。
貴樹は第一話で「僕たちはこの先もずっと一緒にいることはできないと、はっきりと分かった」、「彼女を守れるだけの力が欲しいと強く思った」と結論付けており、貴樹の高校生時代の描写からは、心に刻んだままの明里が貴樹の思想の中で成長している姿が描かれていました。
このことから、貴樹と明里の二人の間に距離はあったけれど、阻むものはなかった、しかし、二人は結ばれることはなかったという、貴樹の切ない恋模様が描かれていることが分かります。
そのため観た人からは「切ない」という声が多く寄せられ、昔の自分と照らし合わせたり、切ない恋愛を経験した人は「鬱になる」と感じてしまったのでした。
秒速5センチメートルの呪いとは
アマプラに秒速5センチメートルが来てたので何気なく見たら心の敏感なところをめちゃくちゃ抉られた。これ、秒速→君の名はの順で見たらいい感じに呪いを解いてもらえるけど、逆の順で見たらどうしようもないやつだ。切なさで窒息しそう。
— 🍣たんたんめん🍣 (@km170) July 6, 2019
「秒速5センチメートル」と検索すると「呪い」と表示され、「秒速5センチメートルは呪い」と考えられていることが分かります。
秒速5センチメートルの「呪い」に関する口コミは以下の通りです。
・「秒速5センチメートル」は、主人公にずっとかけられていた呪いが最後に解かれるハッピーエンドの物語なので皆さん安心して観ましょう
・秒速5センチメートル、なんと言われようと新海誠作品No1。まるで呪いにかけられたかのように想い人と会えない主人公の心のざわめきを新海作品特有の美しい自然と絡めて描き出す演出は絶品
・「秒速5センチメートル」とかいう呪い魔法と「君の名は。」とかいう呪い解除魔法
このように秒速5センチメートルを観た人の多くが「呪い」があると感じており、秒速5センチメートルの呪いを解いたのは「君の名は。」であるとの口コミが多く存在しました。
その理由は、「君の名は。」に出てくる瀧と三葉はしっかりと行動し、再開しているというところです。
秒速5センチメートルは二人が相手のことを忘れることとなり、二人は忘れられないがゆえに悶々と迷走します。
貴樹の悶々とした姿を「呪い」と感じている人が多く、反対に「君の名は。」では最後に二人が出会う設定であることから「呪い解除」と言われています。
そのため、秒速5センチメートルの呪いを解きたければ「君の名を。」を観るべきと言われるのでした。