空母いぶきですが賛否あるようです。
今回はそんな声を調査しました。
映画版『空母いぶき』は大コケしてネット上でも酷評の嵐でしたからな。『沈黙の艦隊』は同じ轍を踏まない事を切に望みたい。 https://t.co/sRQ4kYG8wv
— アサカワケーイチ (@keiichi_asakawa) January 25, 2023
空母いぶきとは
色々考えさせられる映画ですな👀#空母いぶき pic.twitter.com/jzxU8nlrEw
— Bar 楽屋 (@BarGakuya) April 25, 2023
映画・空母いぶきとは、「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじさん原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を、西島秀俊さんと佐々木蔵之介さんの共演で映画化されたものです。
国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るために奔走する者たちの姿を描いています。
日本の最南端沖で国籍不明の軍事勢力が領土の一部を占領し、海上保安庁の隊員を拘束する事態が発生。
未曾有の緊張感に包まれる中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とした護衛艦群を現場に派遣するが‥。
空母いぶきが「ひどい」との声はなぜ?
空母いぶき炎上の件、意味不明すぎて目眩する🤦♀️
— てん (@lilicaaaaallll) May 14, 2019
何かと話題の「空母いぶき」観てきた🎞️
原作好きなんで少しは期待したけど、緊張感もなく残念な仕上がりに。
改変がひどい上に話が軽すぎ。
エェっていう始まりから、はぁ?っていう終わりに唖然😨
コンビニのシーンと、オリジナルの記者は邪魔なだけ。
原作好きは見ない方がいいかも😱#空母いぶき pic.twitter.com/wx7meHVgdJ— ましゅまろ (@masyumalo417) June 1, 2019
2019年5月24日に全国で公開され、西島秀俊さん、佐々木蔵之介ら出演による実写映画・空母いぶきですが、ネット上では「ひどい」といった声が挙がっているようです。
そこで、ネット上に寄せられている空母いぶきに対するネガティブな声を紹介します。
公開前に炎上した?
原作ファンと言うより今売りのビックコミックでの発言が 首相役を受けるにあたって安倍首相の病気を政治家としての ネガティブな面として設定を自ら監督にリクエストして 変えさせた もう一つは体制側の役はやりたくなかった この2点でしょうね 思想信条があるなら気に入らない役を引き受けない選択も あるのになぜ受けたのかっていう意見 映画という娯楽作品を保守系は原作に忠実ではない 出演者は反保守思想を持っているのに首相 自衛官を演じ 公開前に一言綺麗事言って燃料注入し 炎上させる ま どっちもどっち お金を払って見る価値あると思ったら見ればいいし 気に入らなければ見に行かなければいいだけ
(引用:Yahoo!知恵袋)
空母いぶきに日本の内閣総理大臣役で出演した佐藤浩市さんですが、同作の原作が連載されているビッグコミックでインタビューに答えた記事が波紋を呼んだようです。
インタビューの一部である「(総理大臣役を)最初は絶対やりたくないと思いました(笑)いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残っているんですね」、「ストレスに弱くて、すぐにお腹を下すっていう設定にしてもらったんです」という2か所が広く拡散し、「だったら最初から断ればよかったのに」、「安倍首相の潰瘍性大腸炎を揶揄している」と批判が起こったのです。
そしてその後、インタビュー記事をじっくり読めばその批判は的外れで、物語はフィクションなので実際の首相とは何ら関係ない、という反論も起こりましたが、「原作の表現を変えてまで、病気を役作りのネタにした」という部分へは反発が多い状態でした。
このことから、空母いぶきは公開前から炎上するという事態となりましたが、公開後の口コミでは「面白かった」という声が多く挙がり、結果として高評価な作品へと転じることができたのでした。
空母いぶきの良い口コミ1:矛盾や葛藤のエンターテインメント
空母いぶき鑑賞ー
原作は知らんけど
全編に渡り張りつめた緊迫感目の離せない展開
我が国の国防における課題と葛藤を考えさせられる
そして本田翼の尊さよ…— 炎上中の何か (@r2d2_2009_3558) December 8, 2019
『空母いぶき』
二度と仕掛けない専守防衛の原則のもと日本はどこまで武力攻撃を受ければ反撃できるのか、交戦せず自衛するという矛盾をはらんだ戦略に揺れる海上自衛隊のかつてない有事。攻めずに守るの限界、そんな緊張を限られた予算の中で持続させる緊迫のドラマも良い。職人気質な水際防衛が熱い pic.twitter.com/uYLyMJzn7L— コーディー (@_co_dy) May 26, 2019
2019年5月24日に公開された「空母いぶき」は、エンターテインメント性に満ち溢れた素晴らしい映画と高く評価されています。
空母いぶきは多層的な構造を持っている作品であり、その中でも重要なのが「平和を維持するための戦い」。
言い換えれば自衛となるための武力の行使についてさまざまな矛盾や人々の葛藤が誠実に描かれているのです。
現場では常に一触即発の緊張感が走り、結局は攻撃をせざるを得ない事態になってしまいますが、それでも首相は「わが国は絶対に戦争しない。これは自衛のための戦闘である」ことを頑なに主張しているのです。
その過程においてさまざまな論点が分かりやすく描かれていることで、それこそが興味を引くエンターテインメントになっていることが、本作の最大に魅力です。
「戦争は絶対に起きてはいけない」「しかし防衛のために武力を示さなくてはならない」「しかし武力を行使すれば敵国側に死者が出てしまうかもしれない」といった矛盾や葛藤は誰にでも理解できます。
ですが、どちらかが正しくて間違っているかという二項対立は避けられており、観客それぞれがフラットな視点で考えることができる内容となっていることで、さらに観客は引きつけられていくのでした。
#空母いぶき(2019)
原作未読。戦争映画ではなく、あくまでも「自衛のための戦闘」シミュレーション。現実よりも願望に基づくストーリー。耳栓して平和を願って寝ていたら誰かが解決してくれる。自衛隊の抱える矛盾、ミサイル迎撃戦はよくわかった。 pic.twitter.com/Vv7qihQXeN
— ヤオッチャン (@greenSWGP) February 5, 2021
空母いぶきの良い口コミ2:原作のアレンジが大胆
空母いぶき面白かった!!!!(CGクオリティとかについてはよくわからんけど!w)
父曰く原作とは全然違うアレンジらしいけど、原作知らない人間からしたらなかなか良くまとまってたと思う。平和のありがたさが身に沁みます。— peach (@lllpeachlll) June 9, 2019
本作は「沈黙の艦隊」や「ジパング」などで知られているかわぐちかいじさんの同名マンガを原作としており、主要登場人物の設定や矛盾や葛藤は映画でも概ね踏襲されていますが、かなり大胆なアレンジも施されています。
原作と異なる点は賛否両論あるのですが、原作を知らずに観た人からは高評価な声が相次いでいます。
特に原作と異なるのが、中井貴一さんが演じるコンビニ店員や本田翼さんが演じる女性記者など、一般人の映画オリジナルの登場人物がいるという点です。
彼らの存在によって「観客の心境を代弁してくれる」、「政府のお偉いさんだけの話ではないことが示されている」、さらには「親しみやすさが増した」といった効果を生むこととなりました。
原作では政府の人間と自衛隊員の選択や行動に絞って描いていますが、映画では極端な性格をしている登場人物がメインに居座っています。
映画では軍事とは全く関係ない、蚊帳の外に置かれていたはずのコンビニ店員や女性記者などの一般人を極めて庶民的に、観客の気持ちに寄り添うように描いているということが重要です。
原作ファンの人にとっては、原作の大胆すぎるアレンジに不満を抱いている人も少なからず存在しますが、観客に近い立場の登場人物を配置したことで、親しみやすさが増したのはもちろん、緊迫した戦況が続く中でほっと一息つける作品にもなりました。
そのため、映画・空母いぶきを観たけれど原作を知らない人は後追いで原作を読んでみることで、それぞれの作り手が伝えたいことを理解できることでしょう。
空母いぶき を見た感想
まぁ100点満点中75点かなぁ
佐々木さんがものすごい熱演されていて感動した
原作とは少しアレンジされていてよかった
だけど原作を読んでいないと分かりづらいかなぁとも思った
CGはとてもよかった
タミヤとピッドロードが製作協力してたのはすげー
(下に続く— 赤い川内ちゃん(jokoo)🇺🇦 舞鶴呉ロス (@LOVE_2002sendai) May 26, 2019
空母いぶきはどんな人に向いている?
いぶきめちゃくちゃ優しいからかわぐちかいじ作品初めて読む人には空母いぶきをおすすめします
— うめ (@winter_raccoon1) June 26, 2022
今回は、空母いぶきに対する声を調査しました。
空母いぶきは、「沈黙の艦隊」や「ジパング」などのかわぐちかいじさんのコミックを原作としたミリタリーサスペンスです。
波留間群島の一部占領を受け、現場に向かう航空機搭載護衛艦の乗組員の運命を多角的に映し出しており、日本の置かれている状況を反映させたドラマとなっています。
映画は原作を大胆にアレンジしており、普通の人々が重要となっていることで、より親近感が沸く作品となりました。
原作と異なる点が多いのも魅力であり、原作とは違った楽しみ方ができ、新たな作品として観ることもできます。
原作ファンはもちろんですが、原作を観ていない人もそうでない人も、ぜひこの機会にご覧になってみて下さい。