進撃の巨人4期のOP「僕の戦争」ですが、賛否あるようですね。
1期の「紅蓮の弓矢」や3期の「心臓を捧げよ!」など人気のOPも多いですが「僕の戦争」にはネガティブな声も一定数見られます。
僕の戦争が気持ち悪いと噂される理由
僕の戦争
綺麗なメロディーに気持ち悪い歌詞つけられると頭めちゃくちゃになるんやな
朝改めて聴いたら前半と後半のギャップがめちゃくちゃ気持ち悪い pic.twitter.com/vPp2Hcj7wh— ギン@ジャルジャル名古屋単独🖤黒帯🖤 (@korokke_fumidai) February 21, 2021
「僕の戦争」は、その独特な表現方法で多くのリスナーに強烈な印象を残しています。
ここでは、なぜこの曲が「気持ち悪い」と感じられるのか、具体的な理由を詳しく解説します。
理由1:顔のない兵士が登場する
アニメ『進撃の巨人』のオープニング曲「僕の戦争」の映像には、顔のない兵士が登場し、見る人々に深い印象を与えています。
この兵士たちは、顔の部分が真っ白か黒く塗りつぶされているため、まるで人間としての個性や感情が完全に消されたかのようです。
神聖かまってちゃん 「僕の戦争」
進撃の巨人のOPはこれがいっちゃん好き #イントロが神すぎる曲選手権を開催します pic.twitter.com/AJPKea6ph7— 天邪鬼@15* (@2a_imj_k5) January 17, 2024
特に、彼らが整然とした隊列で行進するシーンでは、機械的で無機質な動きが、その不気味さをさらに強調しています。
この表現は、戦争の残酷さと人間の喪失を象徴していると考えられます。
兵士たちが顔を持たないことで、戦場における個人の同一性や人間らしさが奪われ、ただの「戦争の道具」として描かれているのです。
これにより、視聴者には戦争がいかに非人間的なものか、というメッセージが強く伝わってくるのではないでしょうか。
戦争がどれだけ恐ろしいものか、そのリアリティをアニメというメディアを通じて表現しているのですね。
理由2:爆発物のみ色付け
アニメ『僕の戦争』では、通常のシーンがほとんどモノトーンで描かれる中、爆発物だけが鮮やかな赤やオレンジで表現されています。
この演出は、画面上でのコントラストが強く、視聴者の目を強烈に引きつけます。
【Past Works】
「進撃の巨人」The Final Season のPart1、Part2 のOP
の撮影、編集、一部CGを担当させて頂きました。Part 1 OP|神聖かまってちゃん「僕の戦争」https://t.co/8u7G78yGrz
Part 2 OP|SiM「The Rumbling」https://t.co/43A7ovGcu8 pic.twitter.com/Kni7bjVtYK
— sankaku△ (@studio_sankaku) November 6, 2023
例を挙げると、エレン・イェーガーが巨人として戦闘を行うシーンで、彼の破壊行動が引き起こす爆発が、突然鮮やかに色付けされることが多いです。
その瞬間、周囲の灰色や暗い青が一層暗く感じられ、爆発の恐ろしさや激しさが際立って感じられるのです。
このように、戦争の荒々しさや悲惨さを視覚的に強調することで、視聴者に強い印象を与え、戦争の恐怖をリアルに伝えています。
さらに、この色の使用は、戦闘シーンの緊張感を高める効果も持っていますね。
シリアスな背景音楽と組み合わされることで、その効果はさらに増大され、アニメのシーンごとの感情移入が深まると考えられます。
また、演出は、視覚効果を利用して物語の重要な部分に視聴者の注意を惹きつける手法としても非常に効果的です。
爆発の場面が画面に現れると、そこに集中してしまい、他の何ものにも目を向けられなくなるほどです。
この方法により、制作側は重要なシーンに視聴者の感情をしっかりと結びつけることができるわけですね。
残念ながら「僕の戦争」はBEST20に入らなかったけど、仮にランクインして万が一あのOP映像が流れてたらお茶の間戦慄しそうだな
入っててほしかった#アニソンバトル #僕の戦争 pic.twitter.com/7tenOvSVtM— Arata (@9atpkmn3115) March 25, 2021
理由3:歌詞が何語か不明で不気味
「僕の戦争」の中で特に注目を集めるのが、その歌詞の一部がどの言語にも属さない造語である点ですね。
楽曲のクライマックス近くで繰り返される「ララララー」や「バーバリアサ ラティティティ ラスティティ」といったフレーズ。これらの歌詞は、聞く人によってはただのノイズに聞こえ、何を表しているのか解釈が難しいですね。
僕の戦争、進撃のOPなんだけどあのOPマジで不気味ですごいので知らない人見て欲しい…あれだけ見たらこわいけど
— 𝚙𝚘𝚙𝚘 (@popooo_U) June 4, 2023
このように明確な意味を持たない言葉が織り交ぜられていることで、楽曲はただ聴くだけでなく、その背後にどんなメッセージが隠されているのかを想像する余地を大きく残しています。
アニメ「進撃の巨人」のダークで複雑なストーリーラインと組み合わさり、不安や緊張感を掻き立てる要素となっているのではないでしょうか。
また、言葉の選び方が、聴き手に一定の違和感や不気味さを感じさせるため、曲全体の雰囲気に深みを加えています。
楽曲が持つこの独特なスタイルは、一部のリスナーからは高く評価されていますが、ごく一部にはその不明瞭な表現が恐怖を感じさせることもあるようです。
この曲の中で、どの言語を使っているのか分からない部分が、なぜこんなにも話題になるのか、興味深いですよね。
歌詞の不可解さが、聴く人の心に残りやすい理由の一つであることは確かです。
ちなみに歌詞はこちらです。
Let’s start a new life from the darkness
Until the light reveals the end
Fear, hatred, sorrow, desperation
Even you look miserable
Look down from above
I feel awful
The time has come
Let’s all go home
Sinister faces, growing curses
This is my last warAngels playing disguised with devil’s faces
Children cling to their coins squeezing out their wisdom
Angels planning disguised with devil’s faces
Children cling on to their very last coinsDestruction and regeneration
You are the real enemyThe only memory left is trauma
Imaginary friend’s kind words
The evening train was shaking
I purified the imperfect flowers
The pain in my heart getting higher
My comedy show at its peak
The frogs were crying on our way home
This is my last warAngels playing disguised with devil’s faces
Children cling to their coins squeezing out their wisdom
Angels planning disguised with devil’s faces
Children cling on to their very last coinsDestruction and regeneration
You are the real enemytu.tu.tu…
帰り道を無くした風景
夕焼けこやけ逆さまに
下校時間 鳴きだすチャイムと
だんだんと落っこちてゆく
帰り道を終わらせないって
泣いていいよ今だけは
線路沿いに消えちゃった菜の花
来年また咲いてなんて帰り道を無くした風景
夕焼けこやけ逆さまに
下校時間 他人の影踏み
気づいたら夜明け 1人きり
1人きりを終わらせないって
泣いていいよ今だけは
明日の準備がどうせまたあるし
宿題やって寝なくちゃね(出典:歌ネット)
僕の戦争がパクリとの噂はなぜ
TVアニメ「進撃の巨人」The Final SeasonノンクレジットOP【神聖かまってちゃん「僕の戦争」】 https://t.co/Gkx0hd9r68 @YouTubeより
なんかこの曲の感じ既視感ならぬ既聴感あるんだけどなんだろ…ちゃーんちゃらららちゃっちゃらら〜の部分聞き覚えあるな…パクリとかじゃなくて…ニコニコの時代に— 静寂もぐもぐ (@cec_00) December 21, 2020
アニメ「進撃の巨人」の主題歌「僕の戦争」について、インターネット上で「パクリではないか」という噂が流れることがありるようです。
ファミコンソフト「戦場の狼」のBGMに似ているとの声があるのですが、かなり一部ですね。
14〜15秒あたりです。
音楽の世界では、特定の音階やリズムが似通ってしまうことは珍しくなく、必ずしも意図的な模倣を意味するものではありません。
それに聞いてみるとわかるのですが、ごく一部でパクリと言えないと思います。
なのでパクリ疑惑は、あくまで一部の聴き手の主観に基づいたものであることがわかりますよね。
ちなみに「戦場の狼」は、カプコンが開発した縦スクロールアーケードゲームです。
プレイヤーは主人公「スーパージョー」となり、自動小銃と手榴弾を武器に、ナチスドイツ風の敵軍に一匹狼として立ち向かいます。
僕の戦争はいじめられっこの歌なの?
さっきの2曲
アニソンかつ色がめちゃクッキリしてる僕の戦争は後半で進撃の巨人の世界も
学校でのいじめの世界も同じなんだよ
って畳みかけてくるしアイドルは推しの子がなくても
YOASOBIの歌として成立してるくらい
色が強いアニソンたまにアニメに使われただけやんあるから余計に凄いて思う
— ワケタアキヒコ、ふつうのヤバイかまって部 (@wakeeyn) July 11, 2023
「僕の戦争」という曲がなぜいじめられっこの心情を表していると感じられるのか、その理由は歌詞に隠されていますね。
この曲の歌詞には、「帰り道を無くした風景」というフレーズや「下校時間、鳴き出すチャイム」といった学校を連想させる言葉が登場します。
これらの言葉から、多くのリスナーは日常の中での孤立やいじめの痛みを感じ取ることができるでしょう。
特に、「帰り道を無くした風景」という表現は、いじめられることによって安心して帰れる場所がなくなったという悲しい現実を連想させます。
また、「下校時間、鳴き出すチャイム」という部分は、学校での一日が終わる時間が来ても安堵感を得られず、不安や恐れを感じている様子を描いているのではないでしょうか。
このように、歌詞一つ一つに込められたメッセージが、リスナーに深い共感を呼び、特に学校生活で辛い経験をしている若者たちにとって、自分の感情を代弁してくれる歌として受け入れられています。
しかし、全てのリスナーが同じようにこの曲を解釈するわけではありません。
人によってはただの戦争をテーマにした曲として聞いている方もいるでしょう。
そもそも「僕の戦争」とは
進撃最終回見てから、毎日のように進撃見直してるんだけど
進撃、曲が神だわ
通しで見てると「僕の戦争」のガラッと変わる雰囲気がすごい
天才 pic.twitter.com/E2LizKBVgG— 莉愛 (@Lia__Esmeralda) December 16, 2023
「僕の戦争」は、カルト的人気を誇るアニメシリーズ『進撃の巨人』のファイナルシーズンのオープニングテーマとして採用された、神聖かまってちゃんによる楽曲です。
2021年にリリースされたこのトラックは、リリース直後からアニメファンだけでなく、音楽愛好家の間でも大きな話題を呼びました。
原作者の諫山創さんは「聞いていると神聖な気持ちになれます」とコメントされております。
聞いてみるとわかるのですが独特な中毒性があり、youtubeにアップされた初日には100万再生超えとかなり反響がありました。
僕の戦争はどんな人に向いている?
この楽曲は、深い感情表現や複雑なテーマを好むリスナーに適しています。
特に、アニメや音楽で強烈なメッセージや独特の表現を求める人々にとって、この曲は魅力的です。
ただし、その暗さや不気味さが苦手な人には向いていないかもしれません。
このように、リスナーの感性や好みによって受け入れられ方が大きく分かれる楽曲です。