血の轍は実話?意味不明で気持ち悪い・きつい?異常な母に賛否の声

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今回は押見修造さんが描いた毒親マンガ「血の轍」につて、口コミ・評判を調査しました。

目次
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血の轍が「気持ち悪い」「意味不明」との声はなぜ?

 

小学館のビックコミックスぺリロールに、2017年6号から2023年19号まで連載された押見修造さんの「血の轍」。

母の静子と息子の静一の歪んだ関係性を描いたサイコサスペンス漫画です。

読み進めるほどに気持ち悪さを感じるとの声がでている「血の轍」について、どんな点に理解を超えた恐怖を感じるのか口コミをまとめてみました。

 

異常すぎる母親

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https://twitter.com/Mikandayo_yoyo/status/1803968366329368879

 

不安定な親子の関係を描いた漫画「血の轍」。

母親の静子は、息子の長部静一(おさべ せいいち)のことを静ちゃんと呼び、息子を溺愛しています。

しかし、その過剰なほどの愛情ゆえに、息子を一人の人間としてではなく、まるで自分の所有物かのように自分の価値観を静一に押し付けてしまう静子。

息子との関係性を邪魔するものは冷徹に排除しようとするなど、徐々に普通の母親から逸脱し壊れていく母親の姿に、じっとりと粘りつくような気持ち悪さや恐怖心を感じるようですね。

この物語に出てくる母親、正直言って異常です!息子に依存して自分から離れられないようにするためなら手段を選ばない。
息子が勇気だして自立しようとすると色々と圧力を掛けて萎縮させる。
残念ですが、現実世界にもこう言う毒母います。
私の毒母がそんな感じでした。
毒母から離れられるようにするには周囲の協力が必要です。
それにしても父親、情けないねぇ。

(引用:めちゃコミック

現実世界にも存在する、ジワジワと子供を精神的に支配してくるような「毒親」と重なって、読み進むめるほどに心が凍り付いていくような感覚に陥って住まうのかもしれません。

https://twitter.com/Maize_1998/status/1771757918779539470

 

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鬱々とした重苦しさ

 

押見修造さんの描く「血の轍」を読むと、静子と静一の異常な関係性や母親の狂気に満ちた行動に、過呼吸を起こしそうになるほど気持ち悪いし、鬱々とした気持ちになるとのポストが寄せられていました。

ほのぼのとした家庭の安らぎを感じるような表紙なのに、溺愛しすぎる異常な静子の姿と苦悩する静一の描写が重苦しく、キツすぎて最後まで読めずに離脱してしまう方もいるようでした。

読み終わった後の気持ちの落ち込みが大きく、鬱々とした感じになるとの声もあった「血の轍」。

人間の奥底に眠る異常な心理を、押見修造さんならではの独特な描写で描くことで、より一層の母親の狂気や息子の精神的苦痛を感じる作品になっているようです。

静子の「歪んだ愛」という見えない鎖で静一を縛り付けていくことで、人の心の奥底に眠る異常な感情を表現した血の轍。

ドロドロした暗い感情に引きずられないように、読む覚悟が決まってからページを開いてくださいね。

 

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意味不明で怖い

 

従兄弟「しげる」との事件を境に、精神的に崩壊していく静子と母に支配されていく静一。

通常の感覚では理解できない母と息子の関係性に、恐怖さえ感じるというコメントもあがっていた「血の轍」。

異常な精神に陥った「毒親」静子に雁字搦めに捕らわれている静一の苦悩について、どうしてそうなってしまうのか意味不明で、登場人物の心情を読み解くのが難しく、「ただ怖い」という感覚が襲ってくるのかもしれません。

逆に言えば、「血の轍」を意味不明と思えるのは、恵まれた環境で暮らしてきたことの証なのかもしれませんね。

 

展開が遅すぎる

 

無料分だけみさせてもらいましたが話が全然わからない。作者は何を伝えようとしているのかどう楽しめばいいのかさっぱりわからない。展開も長いし絵も雑だし面白味にものすごく欠ける。もう少し見たら楽しくなるかもしれないが内容がよくわからないので課金してまで見たくないので無料分だけで終わりにしました。
あまりオススメできません。

(引用:めちゃコミック

母と息子の日常生活が延々と描写されているだけで、テンポよくストーリーが進まなくてイラつくなどとの声があがっていた「血の轍」。

タイムパフォーマンスを重視する時代になり、YouTubeなども倍速で視聴する人も増えていますよね。

漫画の世界においても、サクサクと話が進むのを好む人にとっては、セリフの無い表情や仕草を丁寧すぎるほど描いている押見修造さんの「血の轍」の世界は、じれったく感じるだけで何を伝えたいのか分からず、意味不明に感じてしまうのかもしれませんね。

話題になっていたので買ってみましたが、
コマ数に対してセリフがほとんどなく絵ばかりであっという間に読み終えてしまいます。
そしてほとんど話が進んでいないことに気付きます。

血の轍は一冊で他のマンガ(例えば、伊藤潤二など)の2話程度の内容しかありません。
要は1話1話の濃度が薄いのです。
2巻目も同じような調子でコスパが悪いので買うのをやめました。
(だって2話程度の内容を1冊の値段で買わなくちゃいけないのですから)

もっとテンポよく話が進むのでしたらずっと読み続けていたと思います。
自分には合わなかったです。

(引用:Amazon

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血の轍は実話なの?【実話の可能性は結構ありそう!】

 

殴る蹴るなどの暴力的な「毒親」とは異なり、静かな日常の中で繰り広げられる歪んだ愛情表現を通して、静子の毒親ぶりを表現している「血の轍」。

従兄弟の「しげる」に対する理解不能な母親の行動にショックを受け、吃音になってしまった静一。

情緒不安定が加速する母の静子と、静子に依存されていく静一の苦悩は、生々しいまでにリアリティを感じるとの声があがっていました。

「血の轍」は、押見修造さん自身の人生を描写した作品なのか気になりますね。

群馬県(おそらく桐生市)を舞台に1981年3月19日生まれの静一について描いた「血の轍」は、自身を投影させた作品だとインタビューで語ってた押見修造さん。

思春期に母親との関係に悩んだことを、全て出し切る覚悟で「血の轍」を描き始めたそうです。

 

押見さん自身の親子関係は表面上は穏やかで、「血の轍」で描いたような事件があったわけではないけれど、静子からの歪んだ愛情に息苦しさを覚えていく静一の心の動きは、押見修造さんご自身の内面を抉り続けていたのでしょう。

中学2年生より患っていた吃音が、「血の轍」を描いている最中に悪化したとも語っていました。

限りなく実話に近く、自分をさらけ出すかのように描いた押見修造さんの「血の轍」。

プライベートをのぞき込むような、リアルな世界を感じられる漫画になっているんですね。

 

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そもそも血の轍とは

 

小学館のビックコミックスぺリロールに、2017年6号から2023年19号まで連載された「血の轍」は、母「静子」と息子「静一」の歪んだ関係性を描いたサイコサスペンス漫画です。

アニメ化された「惡の華」、ドラマになった「漂流ネットカフェ」、映画化された「スイートプールサイド」や「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」などの作品を世に送り出してきた押見修造さんが、自分の思春期時代の親子関係を吐き出すかのように描いた「血の轍」。

従兄弟の「しげる」と静子とのショッキングな一件により、もともと過保護な静子が異常な心理状態に陥っていき、息子の静一を苦しませます。

母性、母親像は美しいものという、理想とはかけ離れた生々し人間の心の闇を描いた「血の轍」。

中学2年生、14歳という思春期真っ只中にいる静一の視点から見た母親「静子」の狂気。

ぜひ、目をそらさずに読んでみて下さいね。

 

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血の轍はどんな人に向いている?

 

今回は、作者である押見修造さんご自身を投影させ、限りなくリアルで歪な母と息子の関係性を描いた漫画「血の轍」についてご紹介しました。

孤独や不安で不安定になっていく静子と、静子に依存され追い詰められている静一。

押見修造さんが描く世界は、心理描写も登場人物の表情までもが生々しく、読み手によっては心が抉られるような苦しさを感じるかもしれません。

 

過剰な愛情は、いったい誰のためなのか。

本当に我が子のためなのか、それとも自分の心の隙間を埋めるためなのか。

息子を育てている方、母親になろうとしている方々はもちろん、かつて子供だった全ての人に、目をそらさずに読んでいただきたい作品「血の轍」。

ぜひ、手に取って押見修造さんの内面の世界を覗いてみて下さいね。

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