ガスター10ですが賛否あるようです。
今回はそんな声を調査しました。
ガスター10とは
一昨日から胸焼けがひどくて悶えていたんだけど、ガスター10飲んだらそれがピタッと止まった。薬ってすごいなぁと思ったり、とか。 pic.twitter.com/qtp4UGQscC
— しろさき (@shirosaki463) February 8, 2023
ガスター10とは、胃酸中和型の胃腸薬とは異なるタイプの胃腸薬です。
胃痛や胃もたれなどに優れた効果を発揮するもので、胃の不快な症状の原因となる胃酸の出過ぎをコントロールし、胃粘膜の修復を促します。
直径7㎜の小粒サイズなので、大きな錠剤が苦手な人でも服薬しやすく、携帯にも便利なPTP包装です。
胃がキリキリしてチクチクと痛い、胸やけで夜ぐっすり眠れない、朝起きると酸っぱいものが上がってくる、ムカムカする、胃がズーンと重たいといった症状にガスター10は効果を発揮してくれます。
ガスター10が売っていない?販売中止の理由は?
胃が痛くて…
ガスター10が欲しいのだけど薬剤師が居なくて買えないの。
田舎ってねぇ— めも 𝕏𝕏𝕏 (@mamekuro6) February 19, 2023
胃痛や胃もたれなどに効果的なガスター10ですが、ネット上で「ガスター10」と検索すると「販売中止」と表示されますが、実際にはガスター10は販売中止にはなっておらず、2023年2月26日時点でも販売されているのです。
では、なぜガスター10が販売中止という噂が浮上したのかというと、ガスター10は第1類医薬品のため、店頭にはおいていない可能性が高いです。
第1類医薬品とは、一般用医薬品(OTC医薬品)の1つであり、一般用医薬品の中でも最も副作用が生じる恐れが高い医薬品のことです。
効果が高い分、副作用の危険も高いために特に注意が必要であり、第1類医薬品を販売できるのは原則的に薬剤師に限られ、販売時には必ず購入者に対して薬の情報提供を行わなければいけません。
しかし、例外的に登録販売者・一般従事者も「薬剤師の管理・指導のもと」という条件に限って、第1類医薬品を販売することができます。
こうした理由から、ガスター10は店頭に並ぶことが少なくなり、「販売中止」と捉えられてしまった可能性が考えられますね。
店頭に並んでいないだけで、薬剤師が管理している可能性も十分に考えられるため、ガスター10が店頭に並んでいない場合には、一度販売スタッフに声をかけてみて下さい。
ガスター10はネットで買えるが注意点も!
おや!ロキソニンとかガスター10再びネット販売禁止になるの?うーん薬局で買う時に何も言ってくれないのとネット購入時に使用の注意書きを送ってくれるのってどっちが消費者にとって親切なんだろう・・・。どっちも相手側次第だよね。
— ナツ。 (@natsuiro_) November 6, 2013
ガスター10はネットで購入することが可能ですが、注意が必要です。
第1類医薬品のガスター10は、効果が高い分、副作用の危険も高いために特に注意が必要です。
第1類医薬品を販売できるのは原則的に薬剤師に限られ、販売時には必ず購入者に対して薬の情報提供を行わなければいけないとされていますが、ネット上で購入する場合には薬剤師に対面することはありません。
薬剤師が在中している薬局でしか売っていないとの噂もあることから、ネットで購入できることは助かる点ではありますが、ガスター10の正しい使用方法を把握せずに使用することは危険な行為となるため、医薬品をネットで購入する場合には、さまざまな規定が定められています。
そこで、第1類医薬品をネット上で購入する際の流れをご紹介します。
1.使用者の状態の確認
薬剤師は第1類医薬品の販売を行う際、医薬品を使用する人の状態などを確認することが義務付けられています。
そのため、購入する際はサイト上の様式やメールで、性別や年齢、症状のほか、必要な情報を送ります。
2.情報提供
薬剤師は使用者の状態などに応じた個別の情報提供を、メールなどを通じて行います。
購入する医薬品の用法・用量、使用上の留意点、服用後注意すべき事項など、しっかりと確認するようにしましょう。
3.情報を理解したことの確認
購入する際は、薬剤師から提供された情報を確認し、必要であればメールや電話などにより疑問に思うことなどの確認や相談を行います。
4.販売(商品の発送)
薬剤師の説明を理解したのちに、商品が発送されます。
このように、ガスター10はネット上で購入することが可能ですが、薬剤師や登録販売者からメールで情報提供が行われます。
説明をしっかり理解しないと販売(発送)してもらえない可能性があるので、購入する際には注意して下さい。
ガスター10の代わりになる薬とは
飯食ったら、胃が重いのだ。ずっとメシ食わないわけにもいかないし・・・ 果たして、ガスター10の代わりに買ったガストールは効くのだろうか?
— eddie knk (@buenoknk) November 23, 2010
胃痛や胃もたれ、胸やけやむかつきは、ガスター10以外の医薬品でも効果は十分に期待できます。
そこで、市販で購入することのできる第2類医薬品、第3類医薬品をご紹介します。
1.エビオス錠
乾燥酵母に含まれるアミノ酸など40種類の栄養成分が、弱った胃腸をいたわり、元気な状態にしていきます。
特有の味やにおいはありますが、天然素材由来であり、5歳から使用可能です。
2.ビオスリーHi錠
整腸剤ですが乳酸菌だけでなく、酪酸菌、糖化菌を加えた3種の活性菌を配合しています。
それらの相乗効果により腸内フローラと大腸のバリア機能を改善することで、日頃の便通を整えます。
3.キャベジンα
キャベツの絞り汁から見つかった胃粘膜修復成分メチルメチオニンスルホ二ウムクロリド(MMSC)が、荒れた胃の粘膜を正常に整えます。
さらに制酸剤、健胃酵素も配合することで、弱ってきた胃を元気にし、正常な働きを取り戻してきます。
4.太田胃散(分包)
自然の良さを活かした、長年愛用されている胃腸薬であり、効果的に配合された7種の健胃生薬と4種の制酸剤が、すぐれた効果をあらわにします。
独自の製法により生薬の効果と芳香剤感を逃さず、I-メントールの清涼感とともに爽やかな服用感が得られます。
5.パンシロンSP錠
ピレンゼピンが胃酸の分泌を抑え、複数の制酸剤が出過ぎた胃酸を中和し、アルジオキサが荒れた胃粘膜を修復・保護する「トリプルアクション」で胃痛や胸やけに効きます。
さらに、弱った胃の働きを高める生薬チピン末も配合しています。
個人差もありますが、胃の痛みや食後の胃もたれ、腹痛や便秘などの症状は、薬局の市販薬でも十分に効果を得ることができます。
正しい使用方法を確認して服用し、それでも症状が治まらない場合は、近くの病院へ相談して下さい。