今回はゲド戦記に対する声を調査しました。
ゲド戦記とは
ゲド戦記に関しては非常に良い映画だったんですよ。
原作を愛読していた私には台詞一つ一つの背景まで感じ取れて、原作への愛やリスペクトに溢れていた。同時に原作知らない人には地獄だろうな、とも思ったwww
テナーなんてただのおばさんに見えるだろ?
あれ、原作だとメインヒロインだからな?w pic.twitter.com/3Szqvor9NL— 秩父令和商会 2024年 店舗改装中 (@chichibureiwa) June 22, 2020
ゲド戦記とは、アーシュラ・K・ル=グウィンさんの小説「ゲド戦記」の主に第3巻の「さいはての島へ」を原作とし、また宮崎駿さんの絵物語「シュナの旅」も原案とした長編アニメーション映画です。
この世で最初の言葉を話したセゴイによって海中から持ち上げられ創られたと伝えられる、太古の言葉が魔法を発揮する多島海(アーキペラゴ)、アースシーを舞台とした魔法使いゲドの物語となっています。
本日、7月29日は「#ゲド戦記」の公開日です!今年で16周年になります。
ル=グウィンの小説「ゲド戦記」の第3巻『さいはての島へ』を原作、宮崎駿の絵物語「シュナの旅」を原案に2006年にアニメ映画化。宮崎吾朗さんの初監督作品でした。興行収入は78.4億円と好成績でしたが、評価は厳しいものでした。 pic.twitter.com/X2eXO8Jjbs— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) July 29, 2022
ゲド戦記が「ひどい」との声はなぜ?
ゲド戦記の映画本当にひどいなぁ……
— オリフザキ (@orifuzaki) July 16, 2013
2006年に公開された宮崎吾郎さん初監督映画「ゲド戦記」。
世界中から愛されるファンタジー傑作とはあまりに違う展開にネット上では「ひどい」といった声が挙がっているようです。
そこで、ゲド戦記に対するネガティブな声を紹介します。
分けて映画化するべき?
ゲド戦記の映画の批評がひどいですけど、 一巻の『影との戦い』から6巻までを6回に分けて映画化したほうが、 よかったんじゃないですか?
(引用:Yahoo!知恵袋)
物語が凝縮し過ぎているとの意見が挙がっています。
分けて映画化するべきとの意見も少なくなく、2時間ほどの上映時間に原作をギュッと詰め込むことの難しさを痛感しますね。
他のジブリ作品に劣る?
もののけ姫など他のジブリ作品との比較で私が感じたのは… 1、絵の動きがわるい ハイタカが城に駆け込むシーンなど、もののけ姫等にあった臨場感が感じられない。 2、喜怒哀楽が薄い・美しくない 怒りや悲しみのシーンの表情が乏しい上に美しさに欠ける。ナウシカが王を殺されたシーンの怒りの表情など美しくかつ真に迫るものがあったのですが… 3、ストーリーの繋がりが悪い 元々長編の話を編集したせいか、ストーリーが上手く繋がってないような。テラーがハイタカの真の名を知ってる関係?クモに真の名を掴まれたのに割とあっさり操られなくなるアレン。クモがいきなり自分を見失い弱くなる。テルーが竜になった?その意味や理由?私の想像力不足もあると思いますが、腑に落ちない点が多々ありました。 4、演出がドラマくさい テルーとアレンが抱き合った途端背景が切り替わり丘の上で見つめ合う…シーンでは苦笑してしまいました…。背景チェンジではなく音楽や台詞、演出で魅せてほしかったです。 5、声優の問題 テルーは感情の篭らない声の方が良かったんだと思いますが、こめるべき所も棒読み…違和感を感じました。うさぎも普通のおじさんのようで味が無い。アレンは表情が幼い割に声だけ男前過ぎるような。 だから多分これまでのジブリ映画を汲んで期待した方々にはあまり受け入れられなかったのではないでしょうか。 これだけ上げましたが客観的に考えた点です。作品が嫌いとか、酷評という意味ではないつもりです。自分の中の光と闇に翻弄され、自分と周囲を見失うアレンの姿は今時の迷走する若者に似ていて、考える機会にもなりました。
(引用:Yahoo!知恵袋)
他のジブリ作品と比べてしまい、劣っていると感じている人もいるようです。
本作は宮崎吾郎さん初監督映画ということもあり、多くの人が期待していたことが伝わりますね。
公開当時は「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」なども公開された後で、宮崎駿さんが世界的に活躍するアニメーション映画監督として、大きな映画賞などを獲得し実績などを残した直後というタイミングでした。
そんな中での息子さんのデビュー作ということで、良くも悪くも宮崎駿作品と比べる形で、その仕上がりに注目があつまりました。
監督デビュー作品が、日本を代表するアニメーション映画監督と比べられてしまうのは、中々厳しい事態でしたが、その特殊な境遇ゆえに、強く宮崎駿監督と比較されてしまうのは仕方がないかもしれませんね。
物語の構成の仕方、絵の美しさという点でも「他のジブリ作品に劣る気がする」との意見があるようですが、中には「良かった」「面白かった」という高評価な意見もあるので、観る人の好みや価値観も関係していることが分かります。
内容が薄っぺらい?
結局、「ゲド戦記」って、何がつまらないと思いますか? ・・・・・ ユーモアが無くてテンポが悪い。 キャラが死んでいる。(精神的に) というか、素人が作ったような薄っぺらさ。 ・・・・・ 今、観返してみると、ちょっとは分かるけど、 公開当時に、楽しめた人は少ないですか?
(引用:Yahoo!知恵袋)
内容の薄っぺらさを指摘しているようですね。
ゲド戦記シリーズは、アメリカの作家アーシュラ・K・ル=グウィンさんの手によるファンタジー文学の金字塔です。
アースシーという、架空の多島海世界を舞台に、魔法使いのゲドの若き日から壮年期、そして晩年までが描かれた壮大な物語。
ゲド戦記の最大の特徴は、自分は敵、自分の内にあるよいう人間の内面的な葛藤を、ファンタジー世界の中に描きだしたことにあります。
原作の評価は世界的にも高かったため、その期待値の高さから原作との違いや構成に否定的な意見が集中してしまったのでしょう。
ゲド戦記の良い口コミ1:ストーリーが面白い
https://twitter.com/nichinichisou_B/status/1633118436556406787
ゲド戦記は2006年7月29日に公開されたスタジオジブリ製作のアニメーション映画であり、監督は宮崎駿監督の息子である宮崎吾郎監督。
公開以来話題作となり、興行収入は76.9億円を記録した大ヒット作品となりました。
そこで、ゲド戦記の物語について簡単に説明します。
魔法使いが存在する世界。
竜とは世界を踏み分けたはずが、その竜が人間の世界へ現れ共食いを始めたり、魔法使いが力を失ってしまったりと、何者かによって世界の均衡が失われ始めていました。
そんな中、エンラッド王国の王子、アレンは精神を病んでおり、衝動的に国王である父を刺してしまします。
そして国を逃げ出したアレンは、途中で狼たちに襲われてしまうのです。
そこへ、世界の異変の原因を探るべく旅をしていた男・ハイタカが現れアレンを救います。
これも何かの縁と、ハイタカはアレンと行動を共にし、腐敗が進む街ホート・タウンへやってきます。
こうして出会った2人は、世界の不均衡の原因へと迫っていくのでした。
ゲド戦記ではアレンのように自分の闇の部分を受け入れることで、光の部分と同化し、前進していける、ということを描いています。
親や友人、先生など、アレンと同じ同年代のティーンズにとっては人間関係から自分の負の部分を自覚することが多くなっていくことでしょう。
つい自分を責めてしまったり、自暴自棄になってしまうということもありますが、ゲド戦記はそういった衝動も認めながら、自分を受け入れていくことの大事さを語っています。
このような重厚なストーリーと、また全ての人に共通・共有される奥深いテーマが組み込まれているのです。
ゲド戦記の良い口コミ2:キャラクターや風景が良い
ゲド戦記、そんなに不人気なの?
あの音楽と、キャラクターが歩く風景がすごい良いんだけど。話はわからんけど。— 柚子風味を愛でる私🍊CSTR (@FiFiNixy) June 18, 2020
ネガティブな声が挙がっている一方で、風景やキャラクターに対して高評価な声が多数寄せられています。
幻想的な風景
『ゲド戦記』
話は謎なところも多いんだけど、絵画みたいな風景と、手嶌葵さんの歌、竜が好きで改めて劇場鑑賞。
金属や建物の光の反射、陰影の付け方が好きだなぁって思った。
街並みを見下ろすところやメインの通り、路地の暗い感じも好き。
原作と結構違うみたいなのでそっちも読んでみたいな。 pic.twitter.com/eAenhcBnL3— サイ (@sai04011) July 5, 2020
竜の姿もそうですが、全てのキャラクターが登場する場面の景色がとても幻想的で、その幻想風景の中を躍動するキャラクターの在り方もとても新鮮で魅力的に映ります。
色々な場面に移り変わるストーリーを観ても、その幻想をベースに敷いた美しさは健在であり、たとえストーリー背景が残酷なものでもその美しさを持つ夢の世界観がフォローするような、後味の良い作品となっています。
キャラクターの立場が現代を風刺している
今週は「ゲド戦記」をお届けしますぅー😄個性的なキャラクターはもちろんですが、「ゲド戦記」は登場する街がとっても魅力的ですよね…⭐️一度この世界に入り込んでみたいなぁ😊みなさんも好きなポイントやシーンを是非教えてくださいー😆#kinro #ゲド戦記 #ジブリ pic.twitter.com/fMftj56kzD
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 9, 2018
ゲド戦記に登場するキャラクターの立ち位置と環境は、なぜか現代人のそれに深く共通しているようです。
現代の人間に課された悲しさのようなものが「1人の人生」を舞台にし、人それぞれの運命によって形を変えていくような豊かな感動を秘めているようです。
また、キャラクター同士のつながりも魅力の1つです。
それぞれのキャラクターが織りなす関係模様の深みが、ストーリーが進むにつれて浮き彫りになり、またその浮き彫られたキャラクターそれぞれの存在が「自分の生き方や人生の末路」について考えだします。
ゲド戦記は単純に言えば「現代」を上手く把握しており、その当時に多くの人が煩っていた心の孤独のようなものを、純粋・素朴に描いていることが分かります。
このような、深くストレートにテーマを打ち出した作品はこれまでのジブリ作品にはなかなか得られず、視聴対象は子どもだけでなく大人に向けられているような、斬新な傾向も見受けられるのでした。
ゲド戦記はどんな人に向いている?
ゲド戦記はおすすめゾ
— ほほえみ ☻🪄 (@Deyongu) February 21, 2021
今回はゲド戦記に対する声を調査しました。
ゲド戦記は2006年7月29日に公開された映画であり、アーシュラ・K・ル・グウィンさんの小説「ゲド戦記」の主に第3巻の「さいはての島へ」を原作とし、宮崎駿さんの絵物語「シュナの旅」を原案とした宮崎吾郎初監督作品です。
公開以来話題作となり、興行収入は76.9億円を超え、国内だけでなく海外からも高い評価を得ました。
幻想的な風景やそれぞれのキャラクターの立ち位置も見どころであり、アニメの世界らしからぬ現実的で、重圧なストーリー軸となっています。
本作への批判を見ると酷評が寄せられているようですが、子どもや大人も楽しめる作品であり、幅広い年代から愛される映画であることは間違いありません。
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