浄土真宗がやばい3つの理由とは?多い理由は教化手段?貧乏人でもすべての人を救う教えとは

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宗派のひとつである「浄土真宗」ですが一部でやばいと言われているようです。

今回はそんな声について調査しました。

目次
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浄土真宗とは

そもそも浄土真宗がどのような宗派なのかご存じでしょうか。

浄土真宗は仏教の一派で、念仏を唱えるだけで極楽浄土に往生できるとされる「浄土系」の宗派に属します。

実は、この「浄土系」は日本において最大の信者数を誇ります。

日本国内信者数ランキング

1位2位3位
浄土系日蓮系真言系
22,075,167人10,809,078人5,488,480人

※文化庁実施の「宗教統計調査」2021年12月発表分より抜粋

このように圧倒的な信者数を誇る「浄土系」に属する浄土真宗ですが、なぜ”やばい”と言われているのでしょうか。
ご自身は無宗教のつもりでも、ご両親や祖父母、その他近しい人の葬儀に参列した際に宗派が浄土真宗かもしれません。

厳粛な葬儀の場で驚かずに済むように、なぜ”やばい”と言われているのか勉強しておきましょう。

 

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浄土真宗がやばい理由1:葬儀が簡素?マナーが独特?

浄土真宗がやばいと言われる理由の1つ目は、他の宗派と比べた際、

  • 葬儀が簡素
  • マナーが独特

などと感じる方が多いからだと考えられます。

浄土真宗以外の宗派と比べた際、代表的な違いをいくつか挙げておきます。
近々、浄土真宗の葬儀に参列する可能性のある方はしっかりとお目通しください。

違い1:「戒名」がない

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仏教においては、死後に仏門に入るとの考え方から、亡くなった方に対して「戒名」を授ける「授戒」という儀式が執り行われるのが一般的です。

しかし、浄土真宗においては、死後仏門に入ることはないと考えられているため、「戒名」ではなく、生前に「法名」を授けられて仏門に入ることになります。

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違い2:「末期の水」の儀式は省略される

宗教にあまり詳しくない方でも「三途の川」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
仏教の教えでは、人が死ぬと「死出の旅路」につくとされるのが一般的です。

その旅路において、喉が乾かないようにとの願いを込めて執り行われる儀式が「末期の水」ですが、浄土真宗ではそもそも旅に出なくともすぐに往生できるとの考えなので、このような儀式は必要ないとされています。

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違い3:「死装束」がない

宗派によって多少の違いはあるものの、「死装束」は死出の旅路を修行と見立てて、その旅路を乗り越えるための衣装として取り揃えられています。
そのため、前述のとおり「死出の旅」そのものがない浄土真宗においては、死装束も不要という考え方になります。

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浄土真宗がやばい理由2:貧乏人も心は豊か?教えがすごい!

理由の1つ目でも挙げたように、浄土真宗は他の宗派に比べて省略することが多いため、結果として故人の供養にかかる費用が抑えられる可能性が高くなります。

もちろん、出費を抑えられるのであればそれに越したことは無いのですが、人によっては「お金がないからいろいろ省略しているの?」「貧乏人向けの宗派なの?」などと勘違いをしてしまうことがあるようです。

浄土真宗を開いた親鸞聖人が貧乏だったのかどうかは定かではありませんが、念仏を唱えるだけで救われるという教えは、特別な修行や学問が必要ではないことを意味するため、お金持ちでも貧乏人でもすべての人を救う教えだと言えます。

親鸞聖人は幼い頃に母を亡くし、父とは離別、9歳で出家という、幼少期から非常に苦しい思いをしてきた方で、その後もなかなか悟りが開けず苦労をされてきました。

自身のことを「愚かもの」と称していたこともある親鸞聖人の教えだからこそ、誰にでも救いの道が用意されている浄土真宗を開くことができたのかもしれません。

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浄土真宗がやばい理由3:日本に多い理由は教化手段?

冒頭にも記載した通り、浄土真宗は仏教各派において日本一の信徒数を誇る宗派です。

浄土真宗は「南無阿弥陀仏」と唱えさえすれば極楽浄土にいけるとされており、難しいお経を覚えたり、厳しい修行を乗り越えたりしなくても構わないというわかりやすさが、日本一の信徒数を誇るまで宗派を拡大した一因だと言われています。

教義を広めるための「説教」においても、浄土真宗ならではの「節談説教(※)」と呼ばれる手法で、仏教にまったく馴染みのない大衆であっても、芸能の一つとして受け入れやすい教化手段を用いていたことも知られています。

また、時代をさかのぼれば、結婚を認められている宗派は非常に珍しかったため、寺院を子孫に継がせたり、武家や公家などの有力な家計との婚姻によって地盤を強固なものにするなど、他の宗派に比べて勢力を伸ばしやすい条件が整っていたとも考えられます。

※節談説教…「ふしだんせっきょう」と読む。仏教の教えである「説教」に節(=抑揚)をつけることで、理解するのではなく大衆の情念に訴えかけることができるように工夫されたもの

 

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