アニメ「千年女優」について紹介します。
千年女優とは
千年女優面白かった pic.twitter.com/3vB37NcU3I
— TThk (@8Yum8yum8yumchi) February 2, 2023
「千年女優」は2001年に公開された今敏監督のアニメ映画で、第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞しています。
かつて一世を風靡した大女優の藤原千代子は三十年前忽然と芸能界を引退し、人里離れた山荘でひっそりと暮らしていました。
千代子が所属していた映画会社「銀映」の撮影所が老朽化によって取り壊されることについてインタビューを依頼した立花減也はカメラマンの井田恭二と共に千代子の家を訪れます。
立花はインタビューの前に千代子に渡した小箱には小さな鍵が入っていました。
その鍵は、これまで一切取材を受け付けなかった千代子が取材に応じた理由でもあり、千代子にとって「一番大切なものを開ける鍵」でした。
鍵が記憶の扉を開くように千代子は自らの人生を語り始めます。
千代子が女優になる前、女学生の頃に恋をした名も知らない一人の男性を生涯かけて思い続け、追い求める姿を女優として様々な役柄で出演した映画を舞台に、時間や空間を超えて描かれた壮大なラブ・ストーリーです。
千年女優がつまらないとの口コミ1:人によっては退屈?
『千年女優』みた、終盤ひたすら走る、走る、あのスピード感は凄かったなあ。背景がほとんど動かないのが気になった、女優にとっては色々な意味でセットだからなのかなあなんて考えてみたけれど、やっぱり動いてほしい。話もただただ男を追いかけるだけで少し退屈に感じてしまった。好みでない。
— こもり (@uta_komori) March 15, 2015
千年女優はいいですよ、人によっては退屈かもしれないけとも
— やまのきつね (@ukanomesama) August 7, 2022
「千年女優」は見る人によっては、一人の女性がただひたすらに相手を思い続けている話の内容に退屈さを感じてしまうようです。
独特の世界観で異才と言われる今敏監督の作品は、斬新でどこか不思議な感じがする作風が特徴で、「千年女優」も一人の大女優の人生を、出演した映画という形に物語の本筋がまぎれていてはっきりとは描いていないので、なんとなく見ていると退屈に感じてしまうのではないかと考えられます。
映画の内容自体は退屈で気を抜いたら寝てしまった、話の本筋とは関係ないシーンの連続が退屈、地味に感じるという声が多く見る人によっては退屈してしまう映画のようです。
作中の映画の世界と現実の重なりが混乱する、展開が独特過ぎて結局何を伝えたいのかよくわからない、子供が見て面白いという映画ではないという感想もあり、内容も表現方法も全体的に大人向けの作品と言えるようです。
内容は微妙だったけどアニメの見せ方が面白い、映像の魅力が凄くてまるで夢を見ているようだったという方もいました。
また、今敏監督の作品「パーフェクトブルー」や「パプリカ」に比べるとあんまり面白くなかったという声もあり、他の作品と比べて面白くないと感じてしまう方も多いようです。
千年女優がつまらないとの口コミ2:最後のセリフの意味がわからない?
https://twitter.com/inutostar/status/1567753809925144578?s=20&t=ElFiLKQnwD15TzW_08tpyg千年女優の最後のセリフ、初めて観た時は、恋に恋する乙女でした、ちゃんちゃん、みたいな感じで拍子抜けだったのだけど、久しぶりに観返して印象が変わった。 pic.twitter.com/NT25qLeaoH
— yucky (@0ap0vk467261r3z) November 16, 2022
「千年女優」で千代子が最後に口にするセリフの意味がわからない、冷めてしまう、なんか引くという声が見られます。
この最後のセリフはとても意味深く、人によって受け取り方が違っていてそのセリフの解釈で作品の良し悪しが変わってきます。
ですが、その見せ方や曖昧さが今敏監督の作品の良さではないかと考えられます。
主人公の女優、千代子は「鍵の君」を追うことに人生を費やしているように描かれていますが、最後のセリフに関して、イマイチよくわからない、結局自分が好きってことなのか、ひたすら人生を駆け巡ったのに呆気ない最後のセリフは恋に恋する乙女みたいで拍子抜けしてしまった、すごいエゴイストという声が見られました。
また老いた自分を見られたくないから、大女優の地位をあっさりと捨てる千代子に一途すぎて狂気を感じる、究極の自己愛で昼ドラみたいという声もありました。
一方で、この最後のセリフがあったから「千年女優」という映画が成立する、納得がいったという意見もあり、最後を知ったからもう一度見たいという方もいました。
最後のセリフによって様々な捉え方ができる最後のセリフのようです。
千年女優の良い口コミ:仮想と現実の一体感が凄い
「千年かけても会いたい人がいる。その愛は狂気にも似ている。」『千年女優』
初恋の男を追いかけて現実と虚構を行き来する映画内映画。色んな時代を駆け抜て好きな人を想い続ける片想いの真骨頂を見た。ラストと映像表現、さすが今敏監督、、、完璧でした。
以下は私の好きなシーン4選
素敵な絵柄🌷 pic.twitter.com/WaosrgMsTD— なの (@95b_f) January 30, 2019
「千年女優」は映像の美しさや千代子の過去を自身が出演した映画のシーンを使って回想し、物語が進みます。
その舞台の変わり方や、仮想と現実の繋ぎ方がとても自然で一体化していてすごいという声が多く見られました。
難しい構成のアニメを躍動感溢れるモーションや、仮想と現実を結びつける独特な世界観で、見ている人を惹きつける作品は、今敏監督の圧倒的な演出力にあるのではないかと考えられます。
不思議な構成なのに違和感なく見られ、舞台が次々と変わっているのに話がちゃんと進んでいるのがすごい、時代がころころ変わって場面の切り替わりが早く、見入ってしまい、その世界観に圧倒されるなど、色合いと映像美や見せ方が素晴らしいという声が多く見られました。
流れる浮世絵と走る乙女の躍動感の描き方が素晴らしい、日本のアニメ映画はすごい、何度見ても面白いと思えるし、大人になって見てからまた違う観点で楽しめるという声もありました。
衝撃展開や派手な戦闘シーンがあるわけでもないけれど、今敏監督らしさが詰まっていて素晴らしい演出は見ていて時間を忘れる、マジックを見せられた気分になったという声もあります。
2010年に46歳という若さで亡くなられた今敏監督は、大友克洋さんや押井守さんに並んで一流の監督という声も多く、今もアニメを作り続けていたら、新海誠監督やいずれは宮崎駿監督のようになったのではないかと言われています。
日本だけではなく海外にも今敏監督の作品のファンは多く、今敏監督が亡くなってしまったことに惜しまれる声も多く見られました。
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