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【超簡単】ウクライナがNATOに加盟するメリットやできない3つの理由はロシアとの領土問題も原因

ウクライナ・ロシア戦争ですが解決の糸口としてウクライナのNATO加盟という選択肢がありますね。

加盟できれば戦況も大きく変わるはずですが、なかなかうまくいきません。

今回はウクライナがNATOになかなか加盟できない理由について調査しました。

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NATO(ナトー)とは

NATOとは北大西洋条約機構という世界の主要国際機関の一つであり、欧州及び北米の30か国が加盟する政治的、軍事的同盟です。

加盟国は安全保障及び防衛の分野において協力や対処し、NATOは政治的かつ安全保障的協力により二つの大陸を結ぶという連携を提供しています。

また、政治的および軍事的に加盟国を保護すると同時に、安全保障に関連する領域や防衛力の再編や平和維持などの広い範囲にわたって非NATO加盟国との協議や協力を促進します。

そして、対話やパートナーシップを通じて加盟諸国の領域の内外で紛争防止に貢献し、民主主義の価値を高めて紛争の平和解決に専心しているのです。

ウクライナがNATOに加入するメリット

ウクライナがNATOに加盟することで、アメリカなど他の加盟国が自国を攻撃された際に擁護してくれたり、時には一緒に戦ってくれることになるのです。

しかしロシアは、ウクライナがNATOに加盟することを「NATOの東方拡大を自国に対する脅威」とみなしていて、ウクライナが加盟すると、旧ソ連を形成し、ロシア人も住む国から長い国境を接して武器を向けられることになると言い、強く反発しています。

ウクライナは「共に戦ってくれる国はいないのか」と孤立無援な戦いを行っていますが、アメリカはNATOへの加盟については「それぞれの国に選択する権利がある」という原則を強調しました。

そして、ウクライナがNATOに加盟すればアメリカやその同盟国とロシアとの武力衝突を引き起こす可能性があるとして、慎重なやり取りが行われているのです。

ウクライナがNATOに加盟できない理由1:ウクライナの加盟を拒否している国がある

NATO加盟条件の一つに「NATO加盟国の全員一致の承認」が必要というものがあり、加盟国のどこか一つの国でも反対して拒否権を発動すると加盟することは出来ないのです。

NATOの加盟申請について「常に門戸は開かれている」としていますが、実際にはロシアを刺激することは避けたいため、陸続きのフランスやドイツは加盟に慎重になっています。

アメリカは「民主主義の発展度合いから近い将来はないだろう」と発言していて、ウクライナは加盟国全員一致の加盟参加をもらうのは難しいとされています。

また、ウクライナは2008年にNATOに加盟したいと希望していたのですが、ドイツとフランスから反対を受けて加盟することが出来ませんでした。

ウクライナがNATOに加盟できない理由2:NATO加盟国にウクライナを入れることでロシアと対立してしまう

ロシアがウクライナの加盟を反対し、ロシアの反発やロシアとの関係悪化も加盟できない大きな理由となっています。

ロシアは「ウクライナがNATOに加盟すればアメリカやその同盟国とロシアとの武力衝突を引き起こすことになる」と警告していることから、ウクライナがNATOに加盟することで同盟国がロシアと対立することを恐れているのです。

ドイツやフランスがウクライナの加盟に反対した理由は、これ以上加盟国を増やしてロシアから無用な反発を買いたくないと考えているからであり、どの国もロシアとの緊張状態になりたくないとの考えが一致しているのでした。

また、その一方でアメリカはウクライナに対して地上発射型のミサイルや戦闘の為の常駐部隊を配備しないことに向けてロシアと協議する準備に差し掛かりました。

そして、ヨーロッパにおける軍事演習や中距離、短距離ミサイルの軍備管理についても協議する準備をしていて、ルーマニアとポーランドに配備された地上配備迎撃ミサイルのシステムについてロシアが巡航ミサイルの発射を懸念していることを踏まえてロシア側の基地と合わせて相互で検証可能にすることを提案しました。

これらの提案は、アメリカ側がロシアがウクライナに対する脅迫的な行動をやめ、緊張を緩和させることが前提としています。

ウクライナがNATOに加盟できない理由3:ロシアとウクライナの領土問題

NATOの加盟条件の中に「他国との間に領土問題がないこと」という条件があります。

ウクライナ紛争は基本的には領土問題であり、ウクライナの東部に位置する紛争領域でウクライナとロシアは今現在でも領土問題が起こっています。

ウクライナは欧州連合(EU)とロシアの両方と国境を接しています。

旧ソヴィエト連邦の一部だったことからロシアとは社会的、文化的につながりが深く、ロシア用語も広い地域で使用されていました。

しかし、ウクライナは徐々にヨーロッパへと接近してきたのですが、これにロシアは長年反対してきたのです。

ウクライナでは2014年に、親ロシアの大統領を国民が追放し、ロシアはウクライナ南部クリミア半島を併合し、東部のドンバスと呼ばれる2地域では、ロシアの後ろ盾を受けた分離派が広い範囲を掌握したのです。

ウクライナ東部における衝突は2020年の停戦合意をよそに今もなお続いており、NATO加盟国が拒否権を発動しなかったとしても領土問題で加盟することができない可能性があります。

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