日能研ですがお子さんの塾選びで検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は実際の口コミについて調査しました。
日能研とは?他の塾とどう違う?
鉄緑会と日能研を足して2で割ったみたいな学習塾見つけて草 pic.twitter.com/1xrOIJ5hFR
— てぃー (@T_efu_1215) November 28, 2018
日能研は、全国にある小学生のための中学受験専門の進学塾です。
歴史・校舎の数で日本最大級で、特に中堅校に強い進学塾となっています。
特徴としては、
- 復習型
- 講師にアルバイトはいない
- カリキュラムテストで、クラス・席順が変わる
- 思考力を養うことを重視
指導法は、下記が挙げられます。
- 1年生~3年生は、低学年の学び
- 4年生~6年生前期は、思考技法(学習プロフィシエンシーシステム)
- 6年生後期は、合格力の完成
このように、思考力を養うことに重点を置いたものとなっており、学年ごとに特徴のある学習法となっています。
教材は日能研独自のものがしっかりあり、勉強の定着度合は週例のテスト・月1回の公開模試でみていきます。
6年生までの学習のペースは比較的遅いものとなっているので、他の進学塾のペースについていけない子には適した環境となっています。
青いNバッグは有名で、「N」のマーク部分には反射材が使われているので夜間には活躍しますね。
この日能研についてみていきましょう。
日能研のひどいと言われる理由1:教科書のボリュームが多い
娘の塾の教科書やノートを片付け💨ものすごい量😅
娘はNバックでお馴染みの日能研にお世話になりました。約4年半…。熱心で面倒見のいい先生方と、明るい楽しいお友達に恵まれて、大変だったけどいい時間を過ごせたと思います。 pic.twitter.com/fkkEnF3rHW— Kei (@siroumechiki) February 14, 2022
日能研のテキストは、授業演習用の『本科教室』、自宅学習用の『栄冠への道』、その他追加プリントとなっています。
構成がはっきりしているので問題を選択しやすく、解説も充実しています。
ノートを取りながら授業を受けて復習していくので、ノートが取れるかどうかにかかってきます。
しかし、実際のテキストは白黒なので分かりにくいと言われています。
日能研は、「カリキュラムテスト」や「公開テスト」があるので、きちんとした学習サイクルがないと十分な復習ができないままにテストに追われることになってしまうのです。
大切なのは、低学年のうちに学習サイクルを作り上げておくことですね。
また、理解できないやついていけないなどと学習相談すると、ユリウスという個別やオプションの特訓など別料金がかかるコースを勧められることもあるようです。
日能研のひどいと言われる理由2:講師や塾からのフォローの不足
ダメだ…😅、日能研の先生のこのゆっくりした語り口、手元に資料も無いのでずっと聴いていられない💦
集中力無さ過ぎな自分が悪いのか、爆速のサピックスの保護者会等に慣らされてしまったのが悪いのか…どっちもか😓。— しゃいん (@seize_glory2020) March 4, 2020
日能研はいろいろな目標を持ったさまざまな層の生徒を受け入れています。
そういった受け入れ体制により塾の規模が大きくなっているため、塾側からのフォローが行き届かない部分もみられます。
一部の教室や講師にはばらつきがあり、口コミには、教室により先生のやる気が違う、やる気のない子はほったらかし、教え方に差があるという意見がみられます。
しかし、相談などをきちんとして実行したら成績が上がった、良い先生が多い、丁寧に質問に答えてくれるという意見も多くみられています。
塾のシステムや情報を有効に活用しながら、子どもそれぞれの課題を見つけて家庭でフォローすることが必要です。
もし、合わないようならば塾に相談して転塾も検討しましょう。
日能研の良い口コミ1:レベルに合わせた授業
https://twitter.com/roukyaru/status/1505914567934693378?s=20&t=wzaLEDeRuEiSC7YvwEqPKw日能研は学力でクラス分けされていて、1クラス25名、クラス替えは4,5年生は2か月に1度、6年生は毎月実施しています。
週例のカリキュラムテストでチェックを行い、その結果により席順も変わります。
クラス分けされたレベルに合わせたテキストを使用しての授業・解説があり、指導が行き届いていると高評価を得ているのです。
そのカリキュラムはしっかりした構築で内容も十分となっています。
例えば、4年生からの日能研の学習は「授業~家庭学習~テスト~振り返り」というように同じ問題を何度も繰り返し考えさせる傾向があり、そのために大きく落ちこぼれる子は少なくなっています。
ただ、難関校を目指していたり、成績上位だったりすると物足りなく感じてしまうという意見もみられます。
日能研の良い口コミ2:豊富な情報量・傾向分析力がある
日能研版は50-60くらいの学校を意識している演習問題が豊富。時事に偏らない基本知識を確認する問も適度に混ぜてくれる。毎年見ていると過年度のものに収録されていた問題がかなり流用されていることが分かってしまうが、むしろ時事の学習としてはあるべき姿でありネガティブ要素ではない。
— うまちゃん🗿🐍🦎🐍🐈🐈 (@Y_Umayahara) October 29, 2021
日能研は歴史もあり全国最大規模なので、過去の実績データ量は豊富で情報はレベルが高くなっています。
さらに、子供の成績・学校情報などの分析力もあります。
そのメリットとしては、以下のようなものになります。
- 子供のその時の状況を正確に把握できる
- 各地域での中学校の傾向分析・受験対策
- 成績を見ながら最適な学校を選ぶことができる
- どの学校ならば合格できるかの話に繋がりやすい
このようなことから合格率は高くなっているのです。
また、保護者の方にも情報提供、学習・受験アドバイスなど保護者の不安解消などの細かいサポートをしています。
日能研が向いている人とは?
日能研の電車広告に、中学入試の問題があるのですよ。
乗車中の時間つぶしにはうってつけ(*´▽`*) pic.twitter.com/eibqktIVbh— えにわん@えにうぇあ (@dococa_dareca) May 15, 2022
日能研はゆっくりと着実に学ばせてくれる進学塾です。
費用は、4科(Wコース)で、4年生は約45万円、5年生は約65万円、6年生は約108万円となっており、リーズナブルな料金です。
ここまでを踏まえて日能研に向いている人は以下のようになります。
- 勉強が苦手
- 費用を抑えたい
- 基礎からじっくり考える子
- 中堅校から難関校をめざしている
ただ、実際のところ最近は難関校実績が下がってしまっています。
いろいろな目標を持ったさまざまな層の生徒を受け入れているため、成績上位者にとって充足感が下がったためでしょう。
他の教材を利用して演習量を増やせば良いのでしょうが、これからの日能研の動向を見ていきたいものです。
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