今回はオマツリ男爵の口コミ・評判を調査しました。
オマツリ男爵が「ひどい」「怖い」「トラウマ」などの声はなぜ?
原題 ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005)
英題 One Piece:Baron Omatsuri and the Secret Island pic.twitter.com/ds5gqRBSTW— 映画/ポスター記録/poster (@posterpetapeta) March 18, 2024
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島がひどい、怖い、トラウマなどという口コミがあるようです。
このような口コミがある理由は大きく分けて3つあります。
- 事前の宣伝と違った怖い内容
- 原作と乖離した展開
- オリジナルキャラクターがトラウマ
それでは詳しく見ていきましょう。
事前の宣伝と違った内容
オマツリ男爵同時視聴会が終わったので、ここでオマツリ男爵の詐欺チラシを見ましょう。 pic.twitter.com/ErXlDtsItP
— 青猫あずき/Aoneko Azuki (@MAME_NYA) June 27, 2021
映画の宣伝として打ち出されていたキャッチコピーは「今度の映画、もれなく笑いが付いてくる!」「史上最強の笑劇」といったものでした。
公開時のポスターもルフィたち麦わらの一味が元気に笑っている明るいポスターで、楽しそうな雰囲気です。
ですが、公開された後ポスター詐欺、宣伝詐欺などと言われてしまいます。
確かに映画の前半はポスター通りの明るい雰囲気でストーリーが進行するのですが、後半になると不穏な雰囲気へと変わります。
この事前情報と真逆のストーリーであったことでギャップが大きく、楽しみにしていた人や特に子供たちは怖いと感じたのではないでしょうか。
原作と乖離した展開
ネトフリさんで「オマツリ男爵」を久々に見る
前半はオチャラケたドタバタ活劇
中盤以降はトラウマ不可避級の完全にホラーな超異色作で
原作からかけ離れた作風故にワンピースファンには不評らしいんだが
俺たぶん細田監督作品では一番好きかもしんない怨念の塊じみてるんだものw pic.twitter.com/ejnbBAM1VC
— 黒汐(日本海) (@kuroshio9314) August 14, 2018
上記でもあったように、映画の後半では不穏な雰囲気が漂い、ホラー展開へと切り替わります。
麦わらの一味はストーリー後半でオマツリ男爵が提示した試練を受けることになるのですが、この試練が進むごとにホラー展開へとなだれ込んでいきます。
所謂「仲間割れ」のような事態を起こし、仲間通しでの言い争いが起こります。
女の子に優しいサンジがナミを強く責めたり、ゾロとサンジは険悪な雰囲気で、原作とかけ離れたギスギスした仲間割れのシーンが続きます。
ファンからするとありえないと感じるような展開が続き、不気味な音楽、効果音も相まって本格的なホラー映画のようです。
こういった原作との大きな乖離から原作ファンであるほど、ありえない、怖いとの意見が多く出ていました。
オリジナルキャラクターがトラウマ
追加・・・映画ワンピ(オマツリ男爵)のリリーカーネーション pic.twitter.com/2NyvWCckOg
— Cambrian@9/9はぎゅうぎゅうDAY (@Chemi_Camb) October 23, 2017
今作でのメインキャラであるオマツリ男爵ですが、彼の肩に乗っているリリーという花もメインオリジナルキャラクターとして登場しています。
リリーはかわいらしい見た目の花ですが、ネタバレするとこの映画の黒幕です。
リリーはかつてこの島に漂着し、仲間を失ったオマツリ男爵に「生贄」を差し出せば仲間を復活させると約束します。
オマツリ男爵はこの生贄を集めるために島をパラダイスと謳って海賊を誘い込み、試練と称してリリーに生贄をささげていました。
かわいらしい見た目からは想像できない設定が怖いと言われているようです。
また、終盤ではこのかわいらしい見た目すら変貌し、おぞましい風貌となります。
このギャップもトラウマと言われている原因の一つとなっているようです。
そもそもオマツリ男爵(ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島)とは
#どんなに酷評されても擁護してきた映画
『オマツリ男爵と秘密の島』ワンピースらしくない、話が暗い、脚本の脇が甘い監督の独り善がり映画と散々言われようが、大のお気に入り。
死の臭いをプンプンさせる、これは孤独な男の情念の映画だ。 pic.twitter.com/E6ko07RV4k— 惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 (@YZNlfuMP8Vbaaoj) November 20, 2023
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島とは大人気ジャンプ漫画であるONE PIECEを原作とし、2005年に公開された映画です。
ONE PIECEの映画としては第6作目にあたり、サマーウォーズ等で有名な細田守氏を監督として迎え制作された。
ある時、主人公モンキー・D・ルフィ含む麦わらの一味が「オマツリ島」への招待状と地図を手に入れました。
ルフィたちはパラダイスであるというオマツリ島へ向かうことに決める。
到着すると、そこは招待状にあった通り豪華絢爛な建物が並び、スパやエステ、南国の美女もいるパラダイスのような島でした。
沢山の島民に歓迎を受けるルフィたちの前に、この島を仕切っているという肩に喋る花を乗せたオマツリ男爵という人物が現れます。
オマツリ男爵はリゾートを楽しむためには「地獄の試練」を受ける必要があると言い、ルフィたちはその試練に挑むことにしたのでした。
以上があらすじとなります。
歴代ワンピ映画 といえば「オマツリ男爵と秘密の島」のトラウマだよねえ
細田守の闇っていう感じで最高 pic.twitter.com/K0NruVEARZ— ゆっぺ@スペイン巡礼完 (@yuppegundam) June 8, 2022
オマツリ男爵の良い口コミ1:メッセージ性の強い映画
ワンピースのオマツリ男爵と秘密の島の感想1。トラウマのアニメwikiに書かれていたのでDVDを購入して視聴しました。作画が常に崩壊しているのが少し気になりましたが、ストーリーのメッセージは充分に伝わりました。キャラの性格が原作とは違う部分も。ラストはハッピーエンドで終わりです。続く pic.twitter.com/lyJ9G041h6
— 餓狼霊獣ぬえ@明鏡止水 (@endlessnue) October 26, 2021
この映画はトラウマ、怖いとの意見が目立ちますが、紐解いてゆくとメッセージ性の強い映画となっています。
麦わらの一味は仲間割れをし、お互いに傷つけ合い、お互いに信頼関係を崩していきました。
また、ストーリーの途中で仲間を亡くしたルフィはどうするのかも描かれています。
そこから関係を取り戻してゆくまでが後半で描かれています。
かなりの後悔や仲間を失う経験をしても、振り切って前向きに生きてほしいという強いメッセージ性を感じます。
監督である細田守氏は自らのジブリでの経験をもとにしたと語っており、細田守氏自身が仲間割れや信頼を一度失ったという経験をシナリオに織り込んであるようです。
このような実体験をもとに作られたシナリオは考察のしがいもあり、またいろいろな解釈ができるため、メッセージ性が強く見ごたえがあって良いとの声がありました。
オマツリ男爵の良い口コミ2:良い意味でギャップのある映画
【96/150】劇場版ワンピース
オマツリ男爵と不思議な島
バケモノの子みて細田守監督作品が見たくなったから見てみた。笑
前半の明るさと後半のグロテスクさと怖さのギャップがスゴい!
面白かったけど、悲しいお話でした。 pic.twitter.com/MImG159qBL— あやみ (@skybdblue) August 7, 2016
怖い、トラウマとの意見もありましたが、普段のワンピースでは考えられない陰の部分が描かれた映画は刺さる人には刺さる映画となっています。
確かに映画の後半はおどろおどろしい展開が続き、ホラーのような映画となっています。
ですがこのような展開は原作では見ることができません。
和気あいあいとしていて、仲間との絆を強く推している原作では絶対に見ることができない展開は逆に面白いとの意見もありました。
ワンピースの仲間たちがこのようなドロドロとした仲間割れを起こしたり、疑心暗鬼になったり、本当にあのワンピース?と疑問を抱いてしまうほど原作とのギャップがあり、そこが面白いと言われています。
原作ファンとしては二次創作として割り切って鑑賞すると尚面白いとの声もありました。
オマツリ男爵はどんな人に向いている?
やばいオマツリ男爵最初の30分だけ観たけどおもしろいぞ…!余裕でSW超えのヨカン!DVD借りるかな…!
— ちゃんとしたじょねぶ (@jonebicbuster) November 3, 2012
オマツリ男爵の映画は原作ファンにとってはかなり賛否両論分かれる作品となっています。
ですが、ギャップを楽しめる方や、様々な解釈のある映画が好きな方へはかなりおすすめな作品です。
ワンピースに詳しくない人でも楽しむことができるはずです。
考察が好きな方やギャップを楽しみたい方は是非ご覧ください。