東京電力などシェアの高い電力会社だと電気代の算出方法が複雑で、実は料金ベースが高いって知っていますか?
それに昨今の燃料高騰が原因で東京電力は特に値上げをしています。
これまでの私は「電気=東京電力」といった固定概念から何も考えずに契約していて、本当にアホでした。。
今回紹介する「ONEでんき」は他の電力会社と比較してもダントツで安く、費用体系がシンプルなのでかなり理解しやすいです。
この記事を読めば読むほど過去の自分が愚かだったことに気が付きますし、私も気づいたら契約していました。笑
因みに私の場合は2人暮らしなので毎月2,000〜2,500円ほど安くなる予定です。
もちろん良い面だけではなく悪い面もしっかりご説明いたします!
ONEでんきとは?
(出典:ONEでんき)
「ONEでんき」とは、株式会社グランデータが2022年8月より供給を開始する、新サービスです。
グランデータとは関東・中部地方の都市ガスエリアを対象に、ガスの取次販売を行っている企業です。
みなさんは電気料金に基本料金が含まれていることをご存じでしょうか?
調査では90%の方が基本料金のことを知らないという結果が出ました。
基本料金は使っても使わなくても一律でかかってくる料金になります。
東京電力では基本料金を下記のように設定しています。
(出典:東京エナジーダイレクト)
1人暮らしでしたら30A、2以上でしたら40A・50Aあたりで契約される人が多いです。
つまり東京電力で契約されている方は毎月何もしなくても800円以上支払っているということです。
その点ONEでんきは使用量にかかわらず、「基本料金」が0円です。
他の電力会社と同様に使った分だけ料金の請求がくるので、地域の電力会社よりかなりお得な仕組みです。
ONEでんきのメリット1:基本料金が0円!年間約17,000円もお得!!
(出典:ONEでんき)
例えば一般的な4人家族の世帯の場合、50Aの基本料金が大体月1430円、12か月契約ですと17160円となります。
それが基本料金0円ということなので、約17000円もお得になります!
17000円も浮けば高級焼肉やカニなど美味しいものが食べれますし、自分の趣味等で普段買えなかったものが手に入るのではないでしょうか?
「家計の節約」で一番に思いつくのってやはり光熱費の節約ですよね。
電力自由化によって今まで地域ごとに決められていた電力会社以外からも自由に電力会社を選べるようになって電気代が安くなった人はかなり多いです。
電力会社や契約プランの切り替えをする予定がない場合でも、契約アンペアを見直すことで電気代を節約できることがあります。
単身世帯で20~30A、ファミリー世帯で40~60Aが大半ですが、もし世帯人数の割に契約アンペアが大きい場合は、アンペア数を下げることで毎月の「基本料金」を安くすることができるため、節約につながります。
しかしながら、基本料金が0円になるにこしたことはありませんね。笑
ONEでんきのメリット2:ファミリー世帯が特に安くなりやすい仕組み
(出典:ONEでんき)
ONEでんきは、世帯人数4人以上の電気をたくさん使う世帯にとくにおすすめです。
特に電気料金が月5000円以上だったり、300kWh以上の世帯ほど割引額が大きいです。
一般的な東京電力の料金と比べてみても、東京電力は40Aの基本料金が1144円に対しONE でんきは0円。
1kWhあたりの料金ですと東京電力は30.57円、ONEでんきは26.4円と、かなり節約が期待できますね。
最近では従来の電力会社に加え、異業種の企業も電力供給サービスに参入しています。
各社様々なキャンペーンを打ち出しており、ファミリー世帯だけでなく一人暮らしでも利用しやすいプランを提供している会社もあります。
それぞれのライフスタイルに合わせ、一番利用しやすい会社を選びたいですね。
ONEでんきのメリット3:初期費用や違約金が無料
(出典:ONEでんき)
「電気料金がお得になる」といわれて電力会社を乗り換えたものの、すぐ目に見えてお得感を実感できるものではありません。
「安くなっているかわからない」「停電などが不安」といった理由で解約した場合でも、ONEでんきは契約時の初期費用やいかなる理由で契約期間中に解約しても違約金はかかりません。
他の新電力会社でもほとんど契約違約金は設定されていませんが、中には設定のある新電力会社もあります。
そういったケースですが家族向けのプラン契約で違約金が発生することが多く、金額も2000円ほどが相場になります。
他にも契約期間を1、2年と縛り途中解約した場合は違約金を支払うケースもあります。
ONEでんきはその点契約期間の縛りもなく、いつ解約しても費用は発生しません。
まずは気楽に乗り換えて試してみてもいいかもしれませんね。
ONEでんきのデメリット1:1人暮らしなど電気使用量が少ないかかる家庭は割高に
ここまで良い話ばかりしてきたので、今後は隠さず悪い話をしていきます。
ファミリー世帯にはお得感があるONEでんきですが、1人暮らしの世帯など電気使用量が少ない世帯ではかえって割高になる可能性があります。
まだ供給が始まっていないため具体的に料金が平均いくらかかるかというデータはありませんが、シュミレーションはできました。
例えば筆者の住んでいる地域は関西で、関西電力を利用した場合とONEでんきを利用した場合、1人暮らしだと年16000円ほど、4人暮らしのファミリー世帯ですと約29000円の節約が可能という結果に。
やはりファミリー世帯のほうが節約になりますね!
ONEでんきのデメリット2:オール電化住宅には対応していない
「オール電化住宅」とは給湯・冷暖房・調理に使用するエネルギーをすべて電気でまかなう住宅をさします。
電気とガスの基本料金をまとめて安く使えることがメリットで、以前は安い料金プランが設定されていました。
しかし東日本大震災をきっかけに一定の発電量で電気料金を安くできていた原子力発電所が停止され、火力発電を多く使用することにより安い電気料金の設定が難しくなっています。
一般的に新電力は安いと言われていますが、ONEでんきではオール電化プランは提供していません。
提供している会社もありますが東日本大震災以降に大手電力会社のオール電化を始めた場合は、先にのべたような理由で新電力会社でも安くはなりません。
切り替えると損をすることもあるので気をつけましょう。
ONEでんきはどんな人に向いているのか
結局のところ、ONEでんきはどんな人に向いているのでしょうか。
正直どんな人でも少なからずメリットがある内容ではあるのですが特にこんな方におすすめです。
- 2人以上の家族とペットが同居など、電気の使用量が多い方
- 月に電気代が5000円以上だったり使用量が300Kwhを超える方
常に誰かが家にいて冷暖房を使っているような家庭をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
また新電力会社は支払いがカード決済しか対応していないところもありますが、ONEでんきは口座振替にも対応していますのでカードを持っていない高齢者などでも使いやすいです。
切り替えないで!ONEでんきが向いていない人とは
逆にONEでんきが向いていないのはこちらのような方です。
- 1人暮らしなどあまり電気を使用しない方
- 月の電気代が5,000円以下、使用量が300Kwh以下
家族が少なく電気使用量が多くない家庭にはあまり向いていないといえるでしょう。
1人暮らしでも部屋が広く常に電化製品を使っているような人でしたらメリットはあるかも知れませんが、1人暮らしの人の平均電気使用量は約154kWhだというデータがあります。
300kWh以上の使用量がある場合ONEでんきは安いですが、月の使用量が300kWh以下ですとあまり安くはならないようです。
またオール電化を考えている人も、ONEでんきはオール電化に対応していないので契約はできません。
ONEでんきの解約金や違約金はある?
ONEでんきは契約途中で解約しても、解約金や違約金はありません。
乗り替えたもののやっぱり解約したい、ということでもこれなら安心ですね。
迷っているなら一度お試しで乗り換えてみるというのもアリかもしれません。
ONEでんきの支払い方法は?カード対応している?
ONEでんきの料金支払い方法ですがカード払い、口座振替ともにつかえます。
カード会社は調べたところ、VISA・JCB・Master・アメックス・ダイナースが利用可能です。
みなさんがお使いのカードはほぼつかえますね。
口座の残高不足で引き落とせなかった場合、振込手数料が550円加算された振込用紙が送付されます。
スマホでも!ONEでんきの申し込みの手順や必要な情報
まず、ご自身のお住まいの地域がサービス提供のエリアか確認してから申し込みましょう。
スマホでも簡単に申し込みが可能です!
因みにですが沖縄・離島は残念ながらサービス対象外です。
確認できたら手元にこちらを用意してください。
- 現在契約中の地域電力会社の検針票
- 料金引き落としに必要な口座情報またはクレジットカード
契約手順としては簡単で以下の通りです。
契約中の情報や供給地点特定番号は検針票に記載されています。
ONEでんきに切り替わるまでに日数を要するため、引っ越しなどの予定がある方は早めに手続きをしましょう!
申し込みが完了したら現在の電力会社への解約手続きなどは不要で何もしなくてOKです。
かなり簡単に月々の電気代を節約できるので本当におすすめです。
早く切り替えればその分、基本料金などを無駄に支払わずに済みますね!