今回はぼくらの七日間戦争の評判について調査しました。
ぼくらの七日間戦争とは
[明日公開] 『ぼくらの七日間戦争』2020年を舞台にアニメ映画化、「コードギアス」の大河内一楼脚本 – https://t.co/mmk03Ts5OR pic.twitter.com/1ylRyPemNz
— Fashion Press (@fashionpressnet) December 11, 2019
ぼくらの七日間戦争とは1985年4月に角川文庫から発行された小説を原作としたアニメーション映画です。
宗田理による「ぼくらの」シリーズの小説は1988年には実写化もされており、続編等も出ている人気コンテンツです。
2019年のアニメーション映画では、原作から約30年後の2020年を舞台とし、現代の若者が大人と戦う7日間戦争としてリメイクされました。
タイトル表記も「ぼくらの七日間戦争」から「ぼくらの7日間戦争」と漢数字からアラビア数字に変更されています。
シリーズのテーマである子供から大人への挑戦とユーモラスな戦いを現代風に描いており、小説や実写版とは違うストーリーとなっています。
ぼくらの七日間戦争が「ひどい」「つまらない」との声はなぜ?
ぼくらの七日間戦争 at TOHOシネマズおいらせ下田 SC5 G-10 全体的に微妙な出来…音の方はガルパンに影響されたのかな、挿入歌などの録音品質が悪かった以外は効果音を立体的にサラウンドに振っていたりして良かった。あとはいつものありがちな微妙アニメ。 pic.twitter.com/QQcyJBNXRi
— とんきち🔞 (@it_firstcry) December 19, 2019
そういえば去年、ぼくらの7日間戦争がアニメ映画として世に出てましたね。原作小説は普通に面白い作品なのてすが、令和版は相当ひどい出来だったんだとか…。
— 桜庭シアン (@cyan_sakuraba2) December 28, 2020
ぼくらの7日間戦争が「ひどい」「つまらない」と言われる理由は大きく分けて二つあります。
・アニメーションのクオリティが低い
・現代的問題を盛り込み過ぎている
という口コミが多く見受けられました。
アニメーションのクオリティが低い
ぼくらの七日間戦争ってあるけど
ぼくらのシリーズがアニメ化したってこと?
なんか随分作画が違うけど。。。— Amaume (@amaume__) December 12, 2019
まず、アニメーションのクオリティについてです。
劇場アニメといえばジブリ作品や新海誠作品が有名ですが、どちらも高クオリティな作画で人気な映画ですよね。
一般的に周知されている劇場アニメと比べると作画のクオリティが追いついていない印象です。
・人物作画が崩れている。
・表情や立ち姿が安定していない。
などの意見が多く見受けられました。
どうしても期待値が高いだけに残念な印象になってしまったんですね。
現代的問題を盛り込み過ぎている
GYAOで『ぼくらの7日間戦争(19)』。かわいい高校生男女がプチ家出。生活描写薄く7日間の長さや絆の結びつきは感じられず。外国人労働者問題やネット批判も取ってつけた感。しかし、終盤ある人物の告白で突然百合アニメへ変貌しテンション上がる。篭城してるはずなのに外部の大人がやたら出入りするぞ pic.twitter.com/3gFc8dolUX
— kuramaippei (@tenguotoko) March 22, 2020
2つ目の現代的問題を盛り込みすぎているという点ですが、次のような理由があげられます。
・LGBT問題や外国人労働者についての描写
・子供のSNS利用について
上記は原作にはない要素であり、2020年を舞台とするうえでリメイクの際に盛り込まれた要素です。
この2つが低口コミに繋がる要素で大きかったように思います。
確かに現代社会において大きな問題ですが、高校生たちに背負わせるにはあまりに大きな題材であることや、問題を持ち込んだ割に深く掘り下げることはなく、お茶を濁す形で物語が終了してしまう事に批判が集まったのだと考えられます。
以上がぼくらの7日間戦争が「ひどい」と言われる要因になっていると考えられます。
ぼくらの七日間戦争の良い口コミ1:王道的な青春ドラマ
"ぼくらの七日間戦争"
実写映画化より、31年の時を経てアニメ作品と描かれる、時代軸を同じくする作品は、外国人労働者、SNS等、今の時代を写しながら、"大人として生きる場所を守る為に、嘘が必要なら、子供のままで良い"ってセリフに胸を締め付けられながら、若者達の勇姿に、涙せずにいられない。 pic.twitter.com/UGEyzIlPLX— 常山の住職 (@CinemaCLAIRfan) December 15, 2019
ぼくらの7日間戦争は子供たちと大人の戦いをテーマに物語が進んでいきますが、恋愛要素や友情を描いた作品でもあります。
主人公の鈴原守は隣に住む千代野綾に片思いをしています。
しかし綾は父親の転勤により一週間後、東京へ引っ越すことになっていました。
綾は守に「17歳の誕生日はこの町で迎えたい」と思いの丈を打ち明けます。
やり場のない本音を聞いた守は一緒に逃げようと提案します。
以上が簡単なあらすじですが、これだけでも甘酸っぱい青春ドラマであることが分かりますよね。
高校生が大人の都合に振り回されないために、逃避行を始めます。
片思い相手に思い切った提案をする守がとてもかっこよく、序盤の見どころです。
その後それぞれの悩みを抱えた友人たちも逃避行に加わり、計7人で古い石炭工場を秘密基地とし、綾の誕生日までの7日間大人から逃げるために隠れます。
片思いの幼馴染や子供だけでの逃避行、秘密基地で青春と聞くとありきたりではありますが、わくわくしますよね。
いい意味で単純でわかりやすい青春ドラマとなっており、よい口コミに繋がったのではないでしょうか。
現代の悩み多き若者たちが一度はバラバラになりながら、秘密を打ち明けあい、絆が深まり団結して大人に立ち向かう。
そんな王道的青春ストーリーとなっています。
ぼくらの七日間戦争、実写とアニメの違いがあるものの、1988年の実写版に登場する子供達は割とバラエティ豊かだったのに、絶賛上映中のアニメ版は見事に美男美女ばかりになってる。 pic.twitter.com/dA8RFTpgBw
— ガパオライス大将軍@ちくわぶ廃業 (@Kirokuro) December 15, 2019
ぼくらの七日間戦争の良い口コミ2:話のテンポがよく、分かりやすい
冴えカノ8週目特典(7週目未)
ぼくらの7日間戦争
視聴実写版は知らんから、アニメ映画だけ。
テンポよくて良かったよ。
千代野そっちかぁって思ったのと、
最後の事後処理とかSNSとか気になるよね。 pic.twitter.com/tP88d4awCS— Жベビー☆Ж🌈わっかメイト (@babystar020121) December 14, 2019
上記でもありましたが、物語が非常にわかりやすく話のテンポがよいことも評価されています。
簡単に説明すると、青春、浪漫、友情の三つで構成されたシンプルかつ共感できる内容となっています。
また、高校生ならではの後先考えず、とにかく行動をするというパワフルなところをテンポよく再現していて妙にリアリティを感じます。
低口コミに現代的な問題を盛り込みすぎている、解決していないといった評価もありましたが、高校生がそのような問題に対し、決まった答えを出せずお茶を濁すような形になるのはある意味リアリティがあり良いのではないでしょうか。
また、スポットを当てる部分はあくまで子供たちの7日間の反抗ですので、深く気にせずとも物語上はさほど問題がありませんでした。
7日間、一人の少女のために逃避行をする。
その中でそれぞれの動機のスパイスとして楽しむと良いですね。
考察する部分などは特になく、難しいことを考えず単純にドキドキして感動することができる。
そんなストーリーとなっています。
ぼくらの七日間戦争はどんな人に向いている?
アニメーションのクオリティや現代社会問題への言及に対し、低評価の口コミが多く見受けられましたが、それを差し引いてもテンポよく分かりやすいストーリーで気軽に視聴することができるのではないでしょうか。
考察し、頭を使いながら映画を視聴することが苦手。という方や、とにかく青春アニメをみてドキドキハラハラしたい。といった方にはお勧めの映画です。
リメイク前の作品を子供のころに見たという方も多いと思いますが、大人になってから現代の子供たちの7日間戦争を視聴するとまた違った感想が出てきて面白いかもしれません。