巷でポリコレ映画がつまらないと噂されています。
なんとも言えないテーマですが今回はそんなポリコレ映画がつまらない理由について調査しました。
ポリコレ配慮しすぎ映画は基本つまらないよなー。
— なかいちP (@imasnakaiti) January 8, 2022
ポリコレ映画が爆死しまくってるらしいけどまあ当然だよね
映画ってフィクションを楽しむものなのに現実の見たいわけでもないものを見せつけられたら嫌になる
あと見てる人って登場人物を自分に重ねたりしてるから登場人物が自分と全く合わない属性だらけだと楽しめないんじゃないかな— 星とTakkyが消えた日❄️ (@TakkyJA_JP) January 20, 2023
ポリコレ映画とは
最近よく耳にする「ポリコレ」という言葉をご存じですか?
ポリコレとは、偏見や差別のない表現が政治的に妥当であるという考えとともに、社会から偏見や差別をなくすことを言います。
ポリコレ映画とは、黒人のゲイやアジア人や子どもといった人々を詰め込んだ映画のことで、ポリコレ的な表現を含む映画が近年は多くなってきています。
では、なぜ最近になって映画でポリコレ的な表現が多くなってきたかというと、世間からの「全体主義」の圧力が強くなってきたからです。
世界全体に、誰にでも受け入れられるべきという全体主義的な考えが主流となり、ポリコレに配慮するのが当たり前という社会になってきたということなのです。
『ターミネーターニューフェイト』の主要キャラが女性なことに関して「ポリコレ映画だ」という意見があるが、そもそもシリーズは女性主体の物語だった。「ターミネーター=シュワちゃん」というイメージはあれど実質、主人公はサラ・コナー。 pic.twitter.com/5IY8AmKyt2
— Taku (@glaneurs_et_al) August 7, 2020

ポリコレ映画がつまらない・物足りないと言われる理由とは?
ゾンビ映画のリトルモンスターズ観た
ポリコレ侵食感じた
下ネタが笑えない
ゾンビ映画としてはなんか物足りない感
終盤以降は割と好きポリコレは冷めるなぁ
白人女性と別れた白人男性が黒人女性に一目惚れという流れが、ん??ていうね。駄目とかじゃないけど違和感がね。— メンドクサイヤ人 (@menbokusai) January 24, 2023
世界的に広まってきたポリコレ映画ですが、なぜポリコレ映画はつまらない・物足りないと言われるのでしょうか。
誰にでも受け入れられるような表現が多い
最近のハリウッド映画は面白い映画ではなく、ポリコレを見せ付ける映画ばかり作ってるから。だからつまらない駄作ばかりになる。そんな映画を誰が見たいと思うのか。 pic.twitter.com/L4mu0V0XhH
— けんたんとひとえさん(期間限定CV釘宮理恵) (@wqvpIu6DIQjDbGZ) April 13, 2023
それは「危なげもなく、誰にでも受け入れられるような表現が多い」というのが理由です。
確かに、人種差別や弱者差別などがない、誰にでも受け入れられるような映画は万人受けがしやすく、名誉ある賞を獲る可能性もあります。
しかし一方で、誰にでも受け入れられるような人畜無害な映画は、刺激を求める人からしたらもの足りなく感じてしまうのです。
では、ポリコレ映画を意識しないとなるとどうなるのでしょうか。
インスタのナイキ公式のトップ。いきなりBLMが掲げられ、ギャラリーは黒人多数。日本を民族差別社会とするようなポリコレ感満載動画を制作するのも、色々な意味でお察しですわ。 pic.twitter.com/7lyNvunATx
— コロ介(転生したらからくりロボットだった件) (@korosukebenary) November 30, 2020
ポリコレ映画はなにかしらで配慮が行われていますが、配慮がなくなると白人男性メインの内容で、男女問わず容姿のそろったキャスティングとなります。
逆にポリコレ的配慮を行うと、黒人やアジア人がキャスティングされたり、女性メインのストーリーとなるのです。
確かにポリコレ的配慮を行った映画の場合はさまざまな人種の人がキャスティングされる為、観客側も親近感が芽生えたりととても見やすくなります。
映画にはポリコレ的配慮は少なからず必要だとは思いますが、最近の映画界ではポリコレ的要素が大々的に組み込まれているために、つまらないと評価されているのです。
視聴者のバックグラウンドへの配慮不足
先週から公開中の #リトルマーメイド の実写映画
日本は興行収入が悪いようだ理由は、主役のアリエルが黒人なのが影響?
アニメ版は今でも人気だが、かなりイメージと違うだけど実写版 #アラジン のジニーは、黒人でも日本でヒットした#ディズニー は今後、ポリコレ重視スタイルを続けるのか? pic.twitter.com/8UnUwWM6yI
— プラモマン鎌田 (@kamatamasashi44) June 18, 2023
視聴者のバックグラウンドへの配慮不足です。映画は普遍的なテーマを扱い、異なるバックグラウンドを持つ視聴者に対して共感や共鳴を引き出す力があります。
しかし、ポリコレ映画は特定の観点からのメッセージを強調するあまり、全ての視聴者に対する共感を生むことが難しくなることもありますよね。
特に、映画が特定の地域や文化、社会的背景に基づいたメッセージを主軸にしている場合、その背景を共有しない視聴者はメッセージに共感しにくいと思います。このような場合、視聴者は映画が提供するエンターテイメントとしての価値を十分に享受できず、つまらないと感じるでしょう。
映画
「アントマン&ワスプ」
クアントマニアをお酒飲みながら
撫で撫でしてマッタリ😅
映画好きだから多少のポリコレは許してみれるけどプロの声優さんを使わずにタレント使うのがかなり嫌いです😅人それぞれだけどね!
呪術廻戦の五条悟さんの声がちゃんとやんちゃ感が出てて pic.twitter.com/OpOvUyzfxL— クロエ (@Chloe_Black_pug) July 18, 2023
ポリコレ配慮やってるクリエイター叩く風潮がほんと嫌い
望んでポリコレ配慮やってるなら外野が作風に口を挟むべきじゃないし、もし何かの圧力で無理に配慮させられてるというなら文句言うべきはその圧力かけてる連中に対してでしょ— 沼Φのチンピラ (@boghoodlums2) July 10, 2023
ポリコレ映画の代表的な作品とは?一覧も紹介
ポリコレ的配慮を行っている映画はたくさん存在しますが、その中でも特にポリコレ的配慮が組み込まれた作品が2つあります。
グレイテスト・ショーマン
グレイテストショーマン
これはいいポリコレ映画なんだよなあ
クソみたいなポリコレ映画は真似するべきなんだよなぁ!脚本は割とアレやけどそんなの霞むぐらいに歌がいい
っというかもう困ったら歌っとけ!
脚本なんてミュージカル映画にはいらねえんだよ!という強い意志すら感じる pic.twitter.com/k1v0ah70jH— 新戸侑斗 (@neet_yuto844433) August 3, 2020
グレイテスト・ショーマンは一風変わった人々がショーを繰り広げて人気者になっていく話ですが、この話にはポリコレ表現がたくさん詰まっているのです。
さまざまな人種の人々を起用し、政治的配慮や偏見や差別、世論などを上手く取り入れて、親と子やいじめなど現代の問題を上手に表現されています。
007
007の主人公と言えばイケメンでセクシーなだけでなくマッチョなヒーロー的な存在でしたが、ある時、主人公が黒人女性になったことで大きな話題となりました。
【新着記事】アゴラ編集部:「007が黒人女性」報道に「時代に忖度しすぎ」「ポリコレ」の声 https://t.co/jJrW3LFIUo pic.twitter.com/4JynwAljp6
— アゴラ (@agora_japan) July 16, 2019
007という世界的に有名な映画の主人公を男性から黒人女性に変えたことは、かなり大きな変化であり、ポリコレ的配慮を大々的に組み込んだものとなりました。
映画業界にポリコレ的要素を加えることは問題ないのですが、主人公のイメージが出来上がっていたのに、とたんに黒人の女性に変えられてしまうと、ファンも期待外れとなり、うんざりしてしまいます。
私も007は欠かさず映画館で観ていたのですが、さすがに主人公の大々的な変化には呆れてしまいました。
ブラックパンサー
「ブラックパンサー」はとても意味のある映画だった。白人が3人しか出さずメインキャストはほぼ黒人と女性…という振り切った構成は大胆だったしその作品が持つテーマ性「トランプ政権のアンチテーゼ」は観る人の心に響いたと思う。小手先のポリコレじゃなくそれくらいしないと意味が薄いものになる pic.twitter.com/BsndQO92hB
— リヒトエックス (@LiChT_04nema) September 11, 2022
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一作品であり、アフリカの架空の国ワカンダの王であるブラックパンサーが主人公の映画です。
黒人の主人公と黒人のキャストが中心のこの映画は、ポリティカル・コレクトネスとダイバーシティ(多様性)を前面に押し出した作品として高く評価されました。
ムーラン
ムーラン
・度重なる公開延期の末、サブスク限定配信
・カンフー映画の大スターが二人出てて期待のハードルが上がってるのにショボい殺陣
・原作アニメ版を改悪どころかオリジナルにあった歌唱シーンが一切排除されてる
・中共とポリコレに媚びすぎここ数年で最悪でした
#絶対に許さない映画 pic.twitter.com/o8aqQzV9SU
— Loyd (@LoydZen) March 2, 2023
ディズニーのアニメーション映画を実写化した作品で、中国の伝説の女性戦士を描いています。
ポリコレ映画とされる理由の一つは、主人公が女性であり、男性優位の社会で活躍する様子を描くことで、フェミニズムやジェンダー平等を強調しているからです。
また、主要キャストがアジア人であることも、映画産業におけるエスニックな多様性を推進する観点から評価されています。
しかし、中国の政策や文化への不適切な描写などから一部で批判もあり、作品全体の評価は分かれているようです。


ポリコレ映画がつまらないと感じている人の声
新しいスターウォーズ全方位に気をつかったポリコレ映画になっていてつまらない
— Duckura (@this_sg) April 7, 2019
ポリコレ映画がつまらないのは昔のアニメを実写化してる感じだからだよな。80年代のOVAにありそうな内容だし。
— 万尊 (@zero8872) December 17, 2020
まとめ
ピーター・パンやリトル・マーメイドの興行的失敗により「映画にポリコレは不要」という声が強まってるけど、ポリティカル・カンフーアクション映画『アフリカン・カンフー・ナチス』を見ればその考え方は誤りだと分かると思う pic.twitter.com/wwShcntUca
— アフカン大好き (@gYsuU80l5S88347) May 16, 2023
性別や人種、民族や宗教など、さまざまな差別や偏見が世界的に問題になっていることは確かで、私達も日々の生活や、海外に旅行に行った際には少なからず経験しています。
その為、ポリコレ的配慮が当たり前になり、映画界でもポリコレ的要素を組み込むことは当たり前となりました。
また、ポリコレ的配慮を行う映画ほど賞をとりやすいとの噂もあり、本来のポリコレ的配慮の意味を失いかけているとも感じます。
アジア人という人種差別は未だに多く、私自身も配慮に欠けている映画を観ると、勿論いい気はしませんが、映画そのものの面白味をなくしてしまうのはどこか寂しくなります。
ポリコレ的配慮を無くし、過激な表現をすることは禁じられているし、個性や強みを消して、ポリコレ的配慮を入れ過ぎても称賛が少なくなってしまいます。
「ポリコレ映画はつまらない」と思わせないためにも、映画業界にはポリコレ的配慮を取り入れつつも個性を活かした作品が求められているのです。