ウクライナのNATO加盟に向けた動きに腹を立てたロシアのプーチン大統領が始めたウクライナ・ロシア戦争ですが、2022年2月24日に開始されましたね。
5月29日現在、3ヶ月以上も戦争が続いており、ロシア兵の不足からも身体障害者が戦場に送り出されているとの情報もありました。
今回はそんなロシア兵について調査しました。
ロシア兵がかわいそうな理由1:戦争知らされず戦地に送り出される
「21世紀にロシアのような国があるから防衛費をぉ(小野寺)」
国じゃない!ってのプーチンの個人的思いつき。今の時代、民族間対立や怨念、ナショナリズムなんてない。「演習だと思った早く家へ帰りたい(ロシア兵)」
国連はキチガイが大統領首相に成り上がるのを阻止すべき。#国連改#日曜討論
— 6f4NkU2XZ3BCBd1 (@6f4Nk) May 29, 2022
戦争当初、ロシア兵の多くが軍事演習として戦地に送り出されていることがわかりました。
戦争を行いたくない兵士を騙すように戦地に送り込み、ウクライナ侵攻をさせているのです。
かなり卑劣な行為ですし、何百万もの兵士の母親から不満の声が挙がっています。
また、ウクライナへの最新兵器や資金提供により侵攻が思うようにいっていないロシアは、兵士の不足を補うため訓練が不十分な兵士や身体障害者も戦地に送り込んでいます。
情報を操作され、騙されるような形で戦地に送り出されるロシア兵がかわいそうです。
2022年5月現在、ロシア兵全体の1/3を失ったとされており、不足を補うためロシア政府は志願兵の制限の撤廃に動いています。
参照:朝日新聞(https://www.asahi.com/articles/ASQ343K0PQ32OIPE015.html)
ロシア兵がかわいそうな理由2:家族との連絡が取れない
ロシア兵士の母がニュースで「自分の息子が生きているのか、死んでしまったのかわからない」と発言していました。
その方は「ロシア兵士の母の会」というウクライナに送り込まれた兵士や家族の権利を守るために作られた団体の会長にあたるのですが、戦争が始まってから戦地の情報が十分に届いていないと話しています。
ロシアメディアはロシア兵の死者数も明確に公表しておらず、政府が国内への情報提供を絞って、国民の不満を抑え込もうとしていることが伺えます。
戦地に向かった兵士との連絡は満足に取れておらず、プーチン政権の勝手なウクライナ侵攻に不満を感じるロシア兵は少なくないです。
??ウクライナ鉄道の代表は、「私たちは、??当局や??の母親が??ロシア兵の遺体を運んでくれるのを待っています。しかし、今のところ、そのような訴えはない。??ロシアでは情報が不足しているためか、自分の子どもが戦争に行ったことも知らない母親が多い。」と述べました。https://t.co/WRuWHa0Da4 pic.twitter.com/rXfCbeW3p9
— わたぼうし (@taro18412) May 26, 2022
ロシア兵がかわいそうな理由3:安い給料で雇われている
ロシア軍は命を張って、ロシア政府の命に従いウクライナ侵攻に参加しているのに、かなり給与は安いことがわかっています。
中には戦地でお金欲しさにウクライナ軍に投降し、戦車や武器を渡す兵士やウクライナ領土略奪により、ウクライナ国民の家から金銭や宝石など奪う兵士もいるとのことです。
ロシアの平均月給は5.5万ルーブル(約10.6万円)程度とされていますが、戦争開始当初に徴兵された兵士の月給はなんと2,000ルーブル(約3,860円)ほどと公表されました。(2022年5月29日、1ルーブル=1.93円より)
こんな安い給料では兵士の士気も上がりませんね。
参照:livedoor NEWS( https://news.livedoor.com/article/detail/22093532/)
ロシア兵がかわいそうな理由4:侵攻反対派も多いのに、指揮官に脅されている
戦争の情報や自国の愚かさを知った兵士達は不毛な戦争により「殺したくない、死にたくない」と発言しており、戦闘を拒否し帰還する兵士も少なくないようです。
一方で、指揮官が「軍事裁判にかける」「銃殺する」など兵士へ圧力をかけて帰還しないよう脅していることもわかっています。
戦争をしたくない兵士を脅して戦地に立たせるなんて劣悪な行為です。
ロシア・ウクライナ戦争はいつ終わる?終戦時期とは
日々のニュースのなかで、いかに戦争が恐ろしいものか、行ってはいけないものかが理解できますね。
誰もが一刻も早く終戦してほしいと願うばかりですが、具体的な先行きも見えていません。
考えられるロシア・ウクライナ戦争の終戦パターンとしてはこちらが挙げられます。
- どちらかの政権が倒れるまで戦う
- 両国、もしくは片方の国が被害に耐えられず妥協的に和平を結ぶ
- ロシア政権の内部崩壊
欧州からの経済制裁やアノニマスからのサイバー攻撃などにより、じわじわとダメージを受けているロシアですが、国内での情報操作にも限界があり、国民の不安や不満も高まっています。
#ウクライナ侵攻 #ウクライナ戦況
(1/2)ロシア国民は、過去に戦争による死傷者には敏感であることが証明されている。 ウクライナ侵略戦争で死傷者が増え続けるにつれて、国民の意識はより明白になり、戦争に対する国民の不満とそれを表明する意欲が高まるかもしれない。 pic.twitter.com/Mj7SgwkxFk— 国際メディアサービスシステム研究所 (@f69hVFMgaFpTu8B) May 23, 2022
特別代表のアナトリー・チュバイス氏や外交官のボリス・ボンダレフ氏の辞任以外にも公表されていない側近の辞任もあるようです。
ウクライナのゼレンスキー大統領は占領によってロシア化が進んでいるルハンシク州やドネツク州などを戦争によって奪われた地域一帯の奪還を目指し、指揮を取っていることもあり、ロシア側に有利な条件での終戦は行わないと考えられます。
また、ロシア側の1日の戦費は1日2兆5,000億円にのぼるとされており、大元である税金を収める国民からの不満を抑えることは難しくなるでしょう。
強気であるプーチン大統領は簡単に白旗を挙げるとも考えられないため、戦争はもう少し長引くと思われます。

