独自のカリキュラムで国内外で注目されている「シュタイナー学園」ですが一部でやばい・怪しいと言われているようです。
今回はそんな噂の原因について調査しました。
シュタイナー学園とは
シュタイナー学園高等部は小学校だったのですわ pic.twitter.com/TXYbNJCYMI
— 暗黒通信団 お嬢様部 (@ankoku_ojosama) March 10, 2021
シュタイナー学園とは、自然豊かな場所でルドルフ・シュタイナーの人間観に基づくシュタイナー教育独自のカリキュラムを用いた、12年間にわたる小中高一貫教育を行う全日制の私立学校です。
シュタイナー学園の教育活動は、自ら学ぶ意欲を生涯失わず、温かい心を持ち、世界に対して働きかけられる人を育むことを目指しています。
また、教育を芸術と捉え、小さい頃から感性を磨き、年齢や発達に見合った教育法は海外でも注目されています。
そして、自らの意思で行動できる人材教育を目的とし、知性だけではない全人教育を目指していることで、成長を妨げる障害物を取り除き、子どもの可能性を広げていくことにつながっていくのです。
【プログラム紹介】
▼タイトル
「フォルメン線描を用いた体験授業とお話」▼特徴
シュタイナー教育に特徴的な芸術要素であるフォルメン線描と、具体的な授業の流れの体験。「芸術としての教育」のイメージを掴んでいただくワークショップ。▼主催
特定非営利活動法人横浜シュタイナー学園 pic.twitter.com/CYM77cPsFS— 未来の先生フォーラム (@sensei_mirai) July 4, 2018
シュタイナー学園がやばい・怪しいとの声1:宗教っぽくて怖い?
いや?まったく 成人して生きていけるようにがモットー シュタイナー学園みてみ? 総合的な人間育成やで成人したらあかんは変な宗教や pic.twitter.com/GAla8t8eTA
— りょうちゃん (@gold19800925) January 7, 2022
シュタイナー学園はどの宗教にも依存しておらず、宗教の授業があったとしても親が宗教の授業を自分の子どもに受けさせるかどうかを決めるシステムとなっています。
また、思春期以降の高等部では自身で決めることが出来、基本的には自由な環境となっています。
しかし、シュタイナー学園はこの自由過ぎる環境であるがゆえに「宗教っぽい」と言われることが多く、口コミを確認すると「宗教っぽくて怖い」「シュタイナー学園はやばい」などといった口コミが多数寄せられていました。
シュタイナー学園は一般的な教育とは異なり、独自の教育方法にはモンテッソーリやレジョエミリアなどさまざまなものがあり、話題となりました。
そして、シュタイナー教育の特徴は芸術性にあり、どの教育も芸術を通して学び、心で感じ、身体で覚えたことは忘れないという考え方を大切にしています。
@anohito0313 明日!の初耳学が工みたい。
斎藤工、母校「シュタイナー学園」での感性教育、「海猿」のオーディション秘話を語る<日曜日の初耳学> https://t.co/tJTOu8V2KK #日曜日の初耳学— なお (@naoakira) May 7, 2022
そのため、シュタイナー学園には3つの特徴があります。
①発達に合わせた教育
シュタイナー学園では子どもの成長期を0歳~7歳、8歳~14歳、15歳~21歳と3段階に分けており、各年齢層の子どもの成長に合わせた教育を取り入れています。
②リズムのある生活
シュタイナー学園では、曜日ごとや季節ごとに決まったことをする生活リズムを大切にしています。
授業の前にはリズム体操を取り入れ、繰り返しのリズムを取り入れることで気持ちが安定し、心と身体の調和が取れると言われています。
③教科書のない授業
シュタイナー学園には教科書やテストなどが存在せず、点数によって子どもたちが振り分けられることもありません。
そのため、オイリュトミー、エポック授業、フォルメンなどといった3つのシュタイナー式授業があり、子ども達の心や身体、頭のバランスの取れた人間形成を目指すための授業が行われています。
これらの特徴は一般的な学校にはないものであり、独自の教育方法であることが分かります。
シュタイナー学園が宗教っぽいと言われる理由は、これらの独自の教育方法から来ているものであり、一般的な学校しか知らない人からは、世間離れをしている教育方針に戸惑いや不安を抱いてしまうのでした。
https://twitter.com/PG_1810tami/status/1132504791601504256?s=20&t=33w6OhV5OvenEgEkZ9ttDwシュタイナー学園がやばい・怪しいとの声2:変わった教育方針
(シュタイナーは母の希望だったが、シュタイナー学園みたいなところのママさんたちが教育熱心というか、野生児のような妹と教育方針で合わなかったため、妹が自分の好みで幼児園を探した結果、甥っ子は野生児に育った)
— kaishika@靖王府 (@berudiokki) January 8, 2018
シュタイナー学園とは、子どもたちが自分で考え感じることを大切にし、意思に基づいた行動が出来る人間を育成することを目指しています。
そのため、自然派育児やスローライフ系育児を目指す人からの支持が多く、高い評判を得ています。
しかし、実際にシュタイナー学園に子どもを通わせた親の口コミには「転校させた」「合わなかった」などといった低評価の口コミが相次いでいました。
その理由の一つが「変わった教育方針」です。
シュタイナー学園では、4つの教育法があります。
①7歳まで文字を教えない
②有機栽培の素材を使った食事や手作りおやつ
③本物の自然に触れる
④テレビを見せず、キャラクターやプラスチックのおもちゃで遊ばせない
といった点を重視しており、その内容に「無理がある」「おかしい」などといった声が一定数寄せられていました。
シュタイナー学園がやばい・怪しいと言われる理由3:周囲とのギャップ
https://twitter.com/mugs_k/status/907096225681367040?s=20&t=33w6OhV5OvenEgEkZ9ttDwシュタイナー学園の教育方針を魅力的に感じる人もいますが、一方で子どもが大人になった時に、社会に溶け込むのが難しくなるのではないかといった不安の声も多く寄せられています。
シュタイナー学園に通っている子どもは、児童期や青年期をシュタイナー教育という独特な環境で過ごすことになり、身体、心、頭をバランスよく育てる教育方針は、現代で実践することはとても難しいことです。
テレビやキャラクターものを避けるだけでなく、身体を動かすスポーツも中高生になるまで推奨されず、食べ物にもこだわりがあります。
そういった数々のルールにとらわれすぎることで周囲とのギャップが生じ、周囲から孤立してしまう可能性があるのです。
現実離れしている環境に溶け込み、テレビやインターネット、さらにはキャラクターなどを完全に遮断してしまうと、大人になった際に情報量の多さに戸惑ってしまったり、周囲に溶け込むことが難しくなってしまいます。
そのため、周囲とのギャップや将来の不安要素を少しでも減らすためにも、教育法は学園のみにし、家庭では取り入れないようにすることがおすすめです。
シュタイナー学園が向いている人とは
今テレビでやっている「あいつ今何してる」で横浜のシュタイナー学園が出てましたね。実は僕もシュタイナー学校卒業生。『モモ』の作者のミヒャエルエンデもシュタイナー出身。斎藤工もそうだったんですね。ちなみに僕は絵が得意ではありません(笑)#シュタイナー pic.twitter.com/MhXOdyXgmT
— 井口健一郎 Kenichiro Iguchi (@kenichiroiguchi) December 16, 2020
シュタイナー学園は独自の教育方法を取り入れており、自然の素朴さや暖かさを大切にしています。
学園内では自然の中で自然のものを取り入れた環境が整備されていて、学園内で使われる素材としてプラスチックやスチールを避ける傾向があり、テレビやインターネット、が禁止されているだけでなく教科書やテストなども存在しません。
そのため、シュタイナー学園は自然に囲まれた環境でのびのびと学びたい人や主体的に行動したい人におすすめと言えます。
実際にシュタイナー学園に通った人の中には「学ぶことが楽しい」と感じた人も多く、学ぶことの楽しさやさまざまな視点での見方、さらには主体的に意思決定する力を身につけることが出来るのです。
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