花火ってきれいで見ていて楽しいですよね。
夏ってイメージが強いですが、年末年始の休暇中など冬でも花火を楽しみたいって方も少なくないです。
ただ、冬の花火はリスクを伴いますので注意して行う必要があります。
今回は冬に花火を行うリスクや安全に行うコツ、購入できる場所について解説していきます。
群馬花火大会にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
ご参加いただきました皆さま、菊屋小幡花火店さん、開催にあたりご協力していただいた沢山の皆さま、ここまで色々なことがありましたが、皆さまのおかげで無事に開催することができました。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/eSbK2N6RzS— KazuhiroSeto@群馬花火愛好会 (@KAZU_HANABI) November 27, 2021
目次
冬の花火は火事に繋がりやすい!打ち上げ・手持ち花火も控えて
夏に日本各地で行われる花火大会、冬にも夜空に満開の花火を見てみたいと思う方もいると思いますが控えてください。
それは冬の花火が火事を招いてしまう危険があるからなのです。
大きな打ち上げ花火はもちろんですが、小さな手持ち花火も控えた方が賢明です。
火事になりやすい理由は、冬特有の気候にあります。
冬は静電気が起きる程乾燥していて、ちょっとした火でもカラカラに乾いている落ち葉等に引火すると、それが大きな火事になってしまう事があるのです。
冬花火で火事 きのうホントは観に行く予定だったけど… 〜 山梨日日新聞より〜 pic.twitter.com/WHlbJMbCrl
— ☆_と_も_☆ 距離開けてます (@sora_3199) February 6, 2016
冬に花火大会がないのは火事以外の理由からも!
冬は火事が多く、花火は特に危険だとわかったかと思いますが、花火大会がほとんど行われない理由としては他にも理由が挙げられます。
それぞれご紹介していきます。
寒くて観客が集まらない
冬に花火大会がほとんどないのは、火事の危険があるからだけではありません。
当然の理由なのですが、多くの人は冬は寒くて外で花火を見ようと言う気にならないからという事なのです。
大雪が降る地域では、花火大会どころではないという事もあります。
大人数が集まらないイベントは開催する意味もないので、冬の花火大会は滅多に開かれないのです。
歴史的に夏に花火する風習がある
江戸時代の浮世絵にも華やかな花火大会の作品がいくつもありますが、その頃から夏の花火大会は人々の楽しみの1つでした。
花火大会の始まりは、将軍徳川吉宗の時代のことです。
その時代、疫病と飢饉のために亡くなった人々を供養するために、吉宗は隅田川で「水神祭」を執り行いました。
その時に花火が打ち上げられたのが最初と言われています。
その後、花火師たちが競って花火を打ち上げるようになりました。
その花火大会が江戸の庶民に大いに受け入れられて、花火の打ち上げが川遊びをするための川開きの合図ともなって、夏の花火大会が根付いて行ったのです。
#おはよう日本
花火シリーズ第6弾
徳川家康公生誕の地 #岡崎花火大会
花火の規模は愛知ではトップクラス!
人出の数は隅田川クラスΣ(゚Д゚)スゲェ!!
行きはヨイヨイ帰りは地獄だぜ(゚ロ゚*)ノ
左に写る尺玉は約1㎞後方矢作川より⤴
※令和元年8/3撮影#日本の花火 pic.twitter.com/wvTp7MDlDh— よっちゃん (@utamarukousa) August 4, 2019
実は冬の方が夏より空気が澄んでて、花火がきれい!
冬の花火の方が夏の花火よりきれい、という事を聞いたことはありませんか?
それは本当の事で、理由は2つあります。
それぞれ解説します。
冬の花火がきれいな理由1:空気が澄んでいる
1つには、夏は大陸から黄砂が飛んで来るので、空気中には沢山のホコリや塵が漂う事になり、空気は淀みます。
反対に冬は偏西風が吹くため、ホコリや塵が吹き飛ばされてしまうので、空気が澄んできれいなのです。
冬の花火がきれいな理由2:光が屈折しない
2つ目に、夏の温かい空気は光の屈折を起こしますので、遠くの景色がゆがんで見える事があります。
ですが冬は空気が冷たいので、光の屈折は起こりません。
という訳で、冬の花火の方がくっきりと美しく見えるという訳なのです。
冬でも安全に花火をするコツ
冬の花火は先ほどお話ししたように火事のリスクが伴います。
控えるべきですが、どうしてもやりたい時はこちらの安全に行うコツを参考にしてみてください。
河原など近くに水辺や燃えやすいものがないところでする
冬休みには人が集まる事が多いですが、そういった時花火をして楽しみたいと思う事もあります。
安全に花火を楽しむためには、場所を吟味する必要があります。
最適な場所は落ち葉等が積もっていない河原や、燃えやすいものがない広い場所がいいでしょう。
いくら広くても枯れた枝や草がある山の中等は、絶対に避けるべきです。
今夜の鵜飼花火。南の河原から。
鵜飼が始まる前の静寂がたまらない。#長良川鵜飼 #長良川 pic.twitter.com/VzP6VO0q5R— やまさん@岐阜 (@yama300) August 4, 2020
火をすぐ消せるよう水をいれたバケツを用意する
冬に花火をするには、水を入れたバケツを用意しておくことは鉄則です。
これは冬に限らず夏に花火をする時にも用意しますが、冬の場合は夏よりもバケツの量を増やす方が安心です。
終わった花火は必ずその都度、バケツの中に入れて消火します。
河原のようにすぐに水を確保出来る場所や、公園なら水道の近くで花火をすれば、より安全に楽しむ事が出来るでしょう。
手持ち花火・噴射花火・バケツ
これで完璧 pic.twitter.com/vKYOHY4PsV— ゆうた🦦 (@osakayuta0422) August 19, 2021
1人でやらない!大人と一緒にやる!
子供が1人で、あるいは子供さん達だけで、花火をすることは危険です。
必ず大人と一緒に花火を楽しみましょう。
花火によっては、注意深く説明書を読まないと危険な場合もありますので、大人がしっかり説明書を読んでおきます。
また、花火に点火するためのろうそくにライターで火を付ける時や、ろうそくの管理は大人が必ずやりましょう。
100円ショップにある?冬でも花火が売っている場所
夏には色々なお店で花火を見受けますが、冬には花火ってどこで買えるのでしょうか。
すぐに思い浮かぶ100円ショップですが、残念ながら冬には花火は売っていません。
ですが大型量販店のドン・キホーテなら、店舗によっては冬でも花火を買う事が出来ます。
【#秋冬も花火で楽しもう♪】#ドン・キホーテ で若松屋の冬花火
「はなびっぐクリスマス」を販売中!
冬の花火は空気が澄んでるから火花がキレイで鮮やか!
花火は夏だけのものじゃない! pic.twitter.com/654FS3ry3z— 花火の若松屋 (@wakamatsuya) December 10, 2020
確実に買いたいなら、ネットショップを利用しましょう。
ネットならいつでもどこでも利用出来ますし、花火の種類も色々あります。
送料や日数がかかる事もありますが、冬でも必ず花火を手に入れる事が出来ます。
