靖国神社境内に併設された「遊就館(ゆうしゅうかん)」ですが一部でやばいとの声が上がっているようです。
今回はそんな声を調査しました。
遊就館とは
第109回靖国神社清掃奉仕は、昇殿参拝して英霊に感謝と護国の誓いをした後に、残念ですが雨天中止となりました。ご奉仕の予定時間は、遊就館見学にあてました。雨なのに大勢の皆さんが参加してくれました。英霊もお喜びのことと思います。お疲れ様でした。 pic.twitter.com/oYpuuaQpch
— 鈴木信行 『指名手配議員』発売中! (@ishinsya) August 28, 2022
遊就館とは、明治10年の西南戦争が終わるころの設立の構想が出され、明治12年に陸軍卿・山県有明を中心に、「御祭神の遺徳を尊び、また古来の武具などを展示する施設」として構想され、イタリアの雇教師カペレッティーの設計により、明治14年にイタリア古城式の建物が竣工し、翌年の15年2月25日に開館式が行われました。
館名については、構想段階で正式名称が決定するまでは「額堂並に武器陳列場」と仮称されていたのですが、後の宮内臣田中光顕伯爵が学者吉雄菊瀕の原案に基づいて正式名称を「遊就館」と決定したのでした。
遊就館がやばいとの声:圧巻の展示品
最近、靖国神社の遊就館に訪れた方ならばお分かりですが、様々な展示品が考証の上に新たな修復をされています。
彗星は照準器、旋回機銃等々様々更新されていますが、一週間前にはブレーキシステム関連が一新しています。
今日も靖国神社鈴木部長より、様々な相談を受け意見交換と協力約束等々😃 pic.twitter.com/4zOVM9CWvM— A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館を運営 (@A6M232) April 9, 2022
靖国神社境内にある遊就館は、22の展示室を有する博物館・宝物館であり、英霊の遺書や遺品の展示、ゼロ戦の戦闘機や艦上爆発機「彗星」などの軍機が展示され、日本国内外の戦乱・戦争について学ぶことが出来る資料が盛りだくさんとなっています。
そんな遊就館ですが、ネット上には「やばい」口コミが多く寄せられています。
数ある口コミの中で、特に多かったのが「展示品」に関する口コミです。
遊就館の展示品に関する口コミは以下の通りです。
・遊就館に寄りました、「寄る」という気持ちでは甘かったと反省するほど内容の濃い展示品だった
・軽い気持ちでふらっと立ち寄る場所ではないので、興味が無い人とは一緒に行かない方が良い
・戦争の悲惨さと平和の大切さを実感できる展示館です
・映画で見た特攻機や零式艦上戦闘機はコンパクトながら性能が分かるような出立ちです
・一言でいうと日本の戦いの歴史が全て網羅された展示館といえる
このように、実際に遊就館に行った人からは「展示品」に関する口コミが多く寄せられていて、多くの人が展示品に感動していることが分かりました。
遊就館には、戦争で亡くなられた方の遺書や遺品、さらには戦闘機などといった戦争に関する展示がされているため、リアルな展示品に「胸が熱くなった」という声も少なくありません。
初めて遊就館に行った人は時間が足りないと感じ、気軽に立ち寄るだけではもったいないという意見が目立ったため、しっかりと時間を確保したうえで遊就館に行くことをおすすめします。
靖国神社(遊就館展示品)
-花嫁人形-祖国に命を捧げられた英霊の大半は若者で、妻も娶ることなく散華されました。その為、多くの遺族が独身で戦死した我が子のために、我が兄弟のためにと、願いと祈りをこめて靖国神社のご神前に花嫁人形を奉納されています。 pic.twitter.com/CDd1XqTWTP
— 飛鳥 Don't let me down. (@cherry12202) May 15, 2017
遊就館がやばいとの声2:大人から子ども楽しめる
今日は遊就館!現在遊就館の1Fでは夏休みに開催された写生大会の作品が展示中~! 次代を担う子供たちが遊就館の色々な展示を描きあげました!
それにしても、最近の子供たちは絵が上手い…。 pic.twitter.com/h55eoXEyYW— 英霊来世 (@areiraise) September 9, 2018
遊就館は、靖国神社に鎮まる英霊の遺書や遺品をはじめ、貴重な史・資料、絵画や美術品、武具甲胄、武器類など約10万点の収蔵品を展示していて、時間に余裕をもっていく必要があると言われています。
ゆったりとした雰囲気のため子ども連れには厳しいのかと思いきや、実は館内も広く、展示品も子どもにも興味を持ってもらえるものとなっていて、大人から子どもまで幅広い世代で楽しむことが出来ると言われているのです。
子ども連れとなるとどうしても館内の広さが気になりますが、遊就館は22の展示室があるためかなり広い造りとなっています。
また、館内4か所には女性用トイレと多目的トイレの他にオムツ交換機があり、隣接する靖国会館1階の無料休憩所は飲食の持ち込みが可能なので、小さな子どもを連れていても安心して楽しむことが出来ます。
遊就館は戦争博物館のような施設でもあるため、子どもには何をどう伝えるのか、子どもが教科書で読むことと学校で出される宿題の内容に相違が無いようにと考えさせられたという声もあり、子どもの学習に良いだけでなく、親にとっても勉強となり学ぶことが多い施設であることが分かりました。
遊就館の中は予想以上に綺麗で内容が豊富。ちょうど幕末以降の特別展をしていて、長女が1番愛でる刀があり大興奮^^;遺品展示室では私以上に、母が子供達に熱心に色々教えていました。私からは「広島は原爆の事しか教えないけど、原爆が落とされないように、護る為に戦った人達がいる」事を伝えました pic.twitter.com/sHpttxDDR3
— かしたん (@nippon_no_tsuki) August 20, 2018
遊就館の見どころとは
遊就館には零戦をはじめ多くの見どころがあります。
ほぼ同じ構図で見た遊就館「九七式中戦車」の今・昔。 pic.twitter.com/9pxR4dvXiZ
— 葛原和三 kuzuhara kazumi (@kuz_kaz) August 22, 2018
①1階の零戦や戦車
遊就館の1階には零戦や戦車、機関車などが展示されていて、零戦は五十二型と言われる三菱重工業で造られたモデルであり、エンジンは1140馬力、最高速度は550キロと言われ、零戦ファンにはたまらない魅力があります。
さらに1階の展示室には零戦以外にも戦車や機関車などが展示されている他に、細かい細工が施された軍艦の模型があるので、当時の雰囲気に浸ることが出来るのです。
零戦の正式名称は「三菱零式艦上戦闘機五二型」と言われ、操縦席が狭く、機体自体もコンパクトに造られています。
1階に展示されている零戦は、戦地で残骸となった零戦数機の機体を拾い集めて復元されたものなのです。
靖国神社参拝後に初めて遊就館の有料展示部分を拝観。中は撮影禁止なので画像無いですが、ここに七星刀、國綱、村正、國崩しの大砲が有ったとは・・・画像は奥の庭園等のです。 pic.twitter.com/uvqT4gOajB
— F.moera (@lbg0310) July 5, 2015
②2階の有料展示
2階には明治維新や戊辰戦争から始まる日本の歴史の資料が時系列的に展示されていて、その他にも刀剣類や古代銃、戊辰戦争で官軍が掲げていた綿の御旗や零戦の模型などの展示があります。
また、皇室ゆかりの品や、特別展示室には天皇の肖像画や旭日旗、陸軍軍旗や菊家紋の竿頭など、普段はなかなか見ることが出来ない展示品が多く展示されているのです。
見どころの多い2階は有料エリアとなっており、一般が1000円、大学生が500円、中高生が300円、小学生以下が無料となっていて、靖国神社を正式参拝することで遊就館の招待券を貰うことが出来るので、ぜひ2階の有料展示も見ることをおすすめします。
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