神々の山嶺ですが賛否あるようです。
今回はそんな声を調査しました。
神々の山嶺とは
岡田くん主演で神々の山嶺が実写映画化とか絶対見るやん
— うらき (@urak1) December 29, 2015
神々の山嶺とは、第11回柴田錬三郎賞を受賞し、漫画版と共にベストセラーを記録している夢枕獏さんの小説「神々の山嶺」を実写化したものです。
あるクラシカルなカメラを手にした写真家が、カメラの逸話を調べるうちに孤高のアルピニストとして名をとどろかせた男の人生に触れていく姿を追いかけます。
出演は、岡田准一さん、阿部寛さん、尾野真千子さんらであり、メガホンを取るのは「愛を乞うひと」、「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」などの平山秀幸さんです。
過酷な自然にぶつかっていく男たちの思いが交錯する熱いドラマに加えて、大規模ロケを敢行したヒマラヤの荘厳な風景も見ものです。
神々の山嶺がひどいとの口コミ1:感情移入できない?
「エベレスト神々の山嶺」を観に行ってきました。加藤正人氏の脚本なので安心して観ていられるなあと思いきや、登場人物の誰にも感情移入できないで物語に入っていけなかった。もちろん誰にも感情移入できない映画がいけないなどという気はないが、登場人物たちの気持ちに寄り添っていけないのは辛い。
— 高橋薫 (@takahashikaoru) April 10, 2016
世界最高峰のヒマラヤ山脈エベレストを舞台にし、そのロケーション、内容から実写映画化は不可能とされた神々の山嶺ですが、ネット上では「感情移入できない」といった声が目立ちます。
神々の山嶺に感情移入できないと言われている理由は以下の通りです。
・個々の主要人物の生い立ちや、互いの関係性の掘り下げの描写が雑
・どう惹かれ合ったのか、どんな感情が湧いたのか伝わらない
・登山の過酷さが伝わってこない
このように、神々の山嶺に感情移入できないという理由は多々あるのですが、中でも岡田准一さん演じる深町の行動に「感情移入できない」との声が寄せられています。
原作の深町は物語の語り部であり、いわば読者の代わりとなるような、常識的で感情移入がしやすい人物でした。
ですが、映画の深町は開始早々狂人となってしまうのです。
また、阿部寛さん演じる羽生の気持ちが分からないとの声もあります。
羽生は、次々と命の危険がある山に挑戦し、他の人間の意見を尊重しようともしないクライマーなのですが、原作においても狂人です。
原作では羽生を追いかけることで、最後には狂人にも関わらず、その気持ちが理解できるようになるという奇妙かつミステリー作品のような面白さとなるのですが、映画では羽生と深町の絡みが描かれていないため、「頭がおかしい」といった印象となってしまったのです。
これらの他にも、「単なるカメラマンの深町がエレベストに登る意味が分からない」という声もあり、重要な部分が描かれていないことで、「意味が分からない」といった評価となってしまったことが分かりました。
神々の山嶺がひどいとの口コミ2:終盤がひどい?
『エヴェレスト 神々の山嶺』終盤30分は周りがシーンとしている中、自分だけが「ヒィッwヒィッw」と爆笑していました。ダメ映画フリークは必見。さらなる高みに行ける。
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) March 13, 2016
神々の山嶺の評価ですが、ネット上では「終盤がひどい」といった声が寄せられています。
ネット上に寄せられている「神々の山嶺 終盤」に関する口コミは以下の通りです。
・実写版映画は、終盤に深町がエヴェレストに登ろうとする動機と描写がなんかこう、「違う」んですよね。熱が足りぬ
・「エヴェレスト 神々の山嶺」途中まではよかったのに。終盤の感傷的なところはもっと短くてよかったんじゃないのかな。そして彼女のハイキング的な格好は興ざめだったな
・「エヴェレスト 神々の山嶺」前半は良いが後半がひどい。無理に感動させようとして演出が過剰。感情移入できないまま最後のクライマックスのところなんか引きながら見ていました。ストーリーも全体的につぎはぎ感があります
このように、ネット上には神々の山嶺の終盤に関する口コミが多く寄せられていて、たくさんの人が終盤のひどさを指摘していました。
神々の山嶺の結末は以下の通りです。
三度カトマンドゥの地に降り立った深町は、今度は自分で羽生の後を追いかけてエヴェレストに挑戦します。
必ず帰ってきて、と願う涼子に見送られての出発でしたが、徐々に正気を失っていった深町は天候の悪化にも正常な判断が下せず、下山を呼びかけるトランシーバーをも取り落して前へ前へと突き進んでしまうのです。
そうして嵐に巻き込まれ、今度こそ死を覚悟した深町が見つけたのは羽生の姿でした。
目を見開き片膝を立てて、座ったまま凍っている羽生の声が聞こえてきます。
彼の側にある白骨はマロリーであること、そこにあのカメラのフィルムもあることなど、羽生が教えてくれますが、深町はそんなことには目を向けません。
執念を燃やし尽くしてそこにいる羽生の山への思いを受け取った深町は、今度こそ一緒に山を降りられるよう、彼の魂を連れて帰ろうと慟哭するのでした。
このように、神々の山嶺は男のロマンが詰まった映画であり、男の情熱がひしひしと伝わってきます。
さらに、見どころの一つでもある羽生が目を開けて亡くなっているシーンは、蝋人形を使用せずに阿部寛さん本人が演じられています。
しかし、深町がエヴェレストに登る重要なシーンであるにも関わらず、動悸がしっかりと描かれていないことや、CG撮影がうまくかみ合っていないことで、「終盤がひどい」という評価となってしまったのでした。
神々の山嶺の良い口コミ:迫力がすごい
初日にエヴェレスト 神々の山嶺鑑賞してきました!
実写化の完成度の高さにびっくり。キャストもはまってて、映像の迫力もすごいし、綺麗。何より阿部さん岡田くんの目が…もうすごい。観てて熱くなる映画でした。— みゆぽん (@m_y_s2v6) March 12, 2016
神々の山嶺で主演の岡田准一さん、阿部寛さん、尾野真千子さんらは、実際に高度5200m付近という世界最高峰の地で撮影を行い、映画を観た人たちからは「迫力がすごい」と称賛の声が寄せられています。
神々の山嶺は、ヒマラヤ山脈を望むネパール首都カトマンドゥで「そこにエヴェレストがあるから」という名言でも知られる登山家ジョージ・マロリーさんが1924年6月8日にエヴェレスト初登頂に成功したか否か、という謎の鍵を握る古いカメラを発見したカメラマン・深町誠と、かつて「天才クライマー」と呼ばれるも、常に孤立していたアルピニスト・羽生丈二との出会いを軸に、険しい山嶺に命をかけて挑む姿や2人を取り巻く人々の思いが描かれています。
2015年3月、ネパールでクランクインとなり、エヴェレストのベースキャンプ付近の標高5200mでのロケを含め、4月上旬にかけて同地で撮影が行われました。
そして、直後の4月25日にネパール地震が発生し、エヴェレストでも大規模な雪崩が発生したのですが、映画では同地震で甚大な被害を受けたカトマンドゥの被災前の様子も映像に収められているのです。
このように、神々の山嶺の撮影は常に危険と隣り合わせであったことが分かります。
日常ではなかなか味わうことのできない臨場感あふれる登山シーンの迫力を、ぜひ体感してみて下さい。
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