人気小説で映画化された「ラプラスの魔女」ですが、ひどいとの声が上がっているようです。
今回はそんな声を調査しました。
ラプラスの魔女とは
『ラプラスの魔女』東野圭吾 #読了
ある精神科医のこと。その先生、診療の疲れをミステリの読書で癒やすのだそうです。中でも全作品を揃えるほどの東野ファンで「頭の良い方ですね」と感嘆しきり。仕事(取材)でお世話になった先生なのですが、もちろん意気投合。つまりは、そういうことです。はい😊 pic.twitter.com/2zYAYKZuUv— 鹿子沢ヒコーキ@どすべり編集長 (@HikookiDeer) October 5, 2022
ラプラスの魔女とは、東野圭吾さんの書下ろし長編小説であり、遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起き、検証に赴いた地球科学研究者・青江は双方の現場で謎の娘である円華を目撃するという、小説の常識を覆す空想科学ミステリーとなっています。
2015年5月15日に角川書店より単行本が刊行され、発売から1か月で28万部を超えるものとなりました。
作家デビュー30周年記念作品であり、東野圭吾さんは「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。そしたらこんな作品が出来ました」とコメントしています。
2018年には日本映画として公開され、監督は三池崇史さん、出演は櫻井翔さん、広瀬すずさん、福士蒼汰さんです。
https://twitter.com/yoh_show_/status/981651183889625088?s=20&t=yXYGQyexKYyW0JPI-9U4lQラプラスの魔女がひどいとの口コミ1:キャラクターの重要部分が欠けている?
ラプラスの魔女鑑賞。ここまで薄味な映画そうそうないぞ…大したサスペンスや驚きもないし、櫻井翔演じるキャラクターのどうでもよさと存在価値のなさは衝撃的。そしてあるキャラクターによる大演説オンステージの破壊力…ああ、そこでなんとか中身を濃くしようと思ったのかな。大失敗してるけどな!
— マリオン (@marion_eigazuke) May 6, 2018
2018年5月に映画化された、東野圭吾さんの長編小説である「ラプラスの魔女」ですが、ネット上では酷評が相次ぐ事態となっています。
数々の口コミの中でも特に多かったのが「キャラクター」に関する口コミです。
ラプラスの魔女には櫻井翔さんをはじめ、広瀬すずさんや福士蒼汰さんなどと数々の大物俳優が出演しているのですが、演じているキャラクター性が好ましくないという声が多く寄せられています。
映画の中でも特に重要なのが「キャラクター」であり、キャラクターによって作品の印象が変わり、応援したくなったり、共感したりと、そこから映画が盛り上がることは多々あります。
しかし、ラプラスの魔女のキャラクターはどれも「中途半端」な状態であり、観た人からは「物語の中で生きている感じがしない」、「イメージと違う」などといった評価となっているのです。
『ラプラスの魔女』観ました。今回は微妙だったかな。せっかく特殊能力を持ったのだからそこまでの経緯と恨み辛みの所をもう少し丁寧に描いてほしかった。映画の時間的なものだったのかな。キャストが豪華なだけに惜しい気がしました。 pic.twitter.com/AdojLk1cpv
— ガオー (@ecf124c03b41437) March 9, 2022
まず、櫻井翔さん演じる青江修介ですが、存在が不思議であり、主人公の立ち回りを感じられず、主人公らしいキャラクターではないと言われています。
おかしいと感じるところには科学の大学教授であるにも関わらず実験をしないところや、特に生徒からの人気が高いわけでもなく、これといって面白さがあるわけでもありません。
また、広瀬すずさん演じる円華についてはどのような過去があり、どんな生き方をしてきたのかなどの映像もありませんでした。
さらに、福士蒼汰さん演じる謙人も過去の家族の暮らしや能力を得るときの葛藤などの重要な部分が映されておらず、重要な部分を見せてくれなかったことで共応援したり、共感することが難しくなってしまったのです。
このようにラプラスの魔女のキャラクターの重要な部分を見ることが出来なかったことで、キャラクター性を中途半端に感じてしまったのでした。
ラプラスの魔女がひどいとの口コミ2:意味わからない?不明点が多い?
ラプラスの魔女、サスペンス推理モノかと思ったら最後竜巻起こせるやつが犯人ぶっ殺して終わったのが意味不明過ぎる上にクソつまらんくて泣いちゃった
— 無双の植村 (@ddgmtmtwp) July 26, 2022
2022年10月8日時点で興行収入14億円を超え、観客動員数93万人を記録しているラプラスの魔女ですが、観客からは「不明点が多すぎる」との口コミが寄せられています。
意味がわからない点1:青江が円華のことを知りすぎている
青江は円華と一言しか交わしていないのにかかわらず、円華のことを詳しく知りすぎている点は多くの人が指摘している問題点です。
青江と円華が初めて会った際、青江は「キミは一体」と問いかけ、それに対し円華は、「ラプラス」と答えただけでシーンは終わります。
しかし、次のシーンでは青江は円華の連絡先を知っており、連絡先のシーンを端折ったかのごとく謎の展開となっているのです。
一言二言交わしただけの関係で連絡先を交換するのも不自然であり、打ち明けたようなシーンもなかったため、観た人は不自然に感じてしまったのでした。
意味がわからない点2:不明瞭な事件
結果的には全て豊川悦司さん演じる甘粕才生による犯行だと分かりますが、彼が硫化水素による犯行を行える根拠は明かされておらず、動機も映画作りのためという粗末なものでした。
また、クライマックスのシーンでは才生は佐藤江梨子さん演じる千佐都を口封じのために滅多打ちにしますが、彼女がダウンバースト後のあび惨状でけろっと立ち上がる不自然さは誰もが疑問に感じています。
そして、謙人は廃墟から都合よくいなくなり、才生だけが都合よく死に、警察は事件を闇に葬り、特殊能力開発の今後も不透明なまま終わります。
このように、あまりにも不自然なシーンが多いことで、「都合が良すぎる」との声が相次ぎ、低評価が目立つ作品となってしまったのでした。
ラプラスの魔女 レビュー 評価★2.8
温泉地2箇所で死体が発見されるが、自殺か殺人か断定できない奇妙な事件に教授が挑むがまるで理解できない。そんな中一人の女の子が事件現場を見たいという…一体2箇所で何が起こったのか。自殺か殺人か。東野圭吾原作としては映画にするべきものではなかったかな pic.twitter.com/YSUb9xuRSE— 🎥🖤Haru movie review🖤🎥 (@mylifeismovie38) December 18, 2018
ラプラスの魔女がひどいとの口コミ3:カメラワークがひどい?
https://twitter.com/Himajin_CEO/status/1546221224883154944?s=20&t=yXYGQyexKYyW0JPI-9U4lQラプラスの魔女がひどいと言われているのは、キャラキターや物語の構成だけでなく、カメラワークにも酷評が相次いでいます。
ラプラスの魔女の「カメラワーク」に関する口コミは以下の通りです。
・ラストの方、演出や一部カメラワークが個人的にくどかった
・怖かったけど物理好きだから面白かった、館内中に翔くんの声響いて最高。最後の方のカメラワークは独特
・廃墟のシーンの豊川を目立たせるかのようなカメラワークやピントのずれ方などがすごいなと思った
・クライマックスのシーンでトヨエツに対して変なカメラワークもあって、全く面白くなかった
「ラプラスの魔女」
嵐の櫻井翔君主演で何か映画をやりましょうで始まった企画の真の被害者は誰なのだろうか。何が言いたいのかさっぱり分からない作品の内容よりもむしろ製作の裏側の方がよっぽど興味がある。内容について触れるとするなら全く工夫のないカメラワークが死ぬほど退屈でした。
— れじみ (@rejimi31) January 1, 2019
このように、ラプラスの魔女を観た人の多くはカメラワークに違和感を抱いた人が多く、特にクライマックスシーンでのカメラワークに意見が集中しました。
問題となるクライマックスの廃墟のシーンでは才生にズームし、突然止まるという謎めいたシーンとなります。
さらに、才生の表情も何とも言えない表情となっており、一層違和感を抱いてしまいます。
そのため、ストーリーは面白く物語に惹き込まれていった人も、残念に感じてしまい、肝心なクライマックスシーンで低評価となってしまったのでした。
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